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Ghost trick
黒い蝶
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んな餓鬼の言う事なんざ、聞く必要…」

ムウマが出す条件に、船員達は納得がいかない。

ドレーク「お菓子では無いが、甘い物なら何でも良いのか?」

「船長!!」

ドレークが出した答えに、焦り始める船員達。

『ケーキが良いな(笑)』

ドレーク「今直ぐコックに作る様、言ってくれ」

「わ、分かりました…」

ドレークの言葉に、渋々了解した船員は、伝えに行った。

『じゃあ、約束通り』

そして、甲板に足を着き、素直に帽子を返すムウマ。

ドレーク「それで、何故俺が、元少将と知ってるんだ?」

『う〜ん…。そうだな〜』

悩む様に、ムウマは、答えを考え始める。

『風の噂?』

ドレーク「ふざけるな」

しかし、ムウマの答えに納得しないドレーク。

『けど、ウチはちゃんと答えたよ。もう質問、出来ないよ(妖笑)』

そして悪戯っぽく笑うムウマ。

『けど安心しなよ。ウチは敵じゃないから』

ドレーク「……」

ムウマの答えに、ドレークは真っ直ぐ彼女を見つめる。

『まぁ、味方でも無いけどね(妖笑)』

すると、少しずつ甲板から足が離れて行く。

ドレーク「待て!!」

『じゃあね。ドレークさん』

そしてムウマは、手を降って無数の黒蝶となり、姿を消した。

to be continued


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