暁 〜小説投稿サイト〜
偽典 ドラゴンクエストV 勇者ではないアーベルの冒険
第8章 そして、伝説へ・・・
第弐話 バラモス城へ
[5/6]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「この大魔王バラモス様に逆らうなど身の程をわきまえぬ者たちじゃな」
あたかも、虫けらに対する侮蔑の視線を向ける。
どうやら、バラモスは俺と戦ったことを忘れているようだ。
ひょっとしたら、別の個体なのかもしれない。
「ここに来たことを悔やむが良い。
前のように、小細工は聞かないぞ。
このバリアで、貴様の変な攻撃は届かぬようにしたからな」
どうやら、このバラモスは前回の戦いの相手と同じだったようだ。
そして、先ほどのバリアが設置された理由に納得した。
俺が、遠くから魔法の玉を投げても、バリアのところで勢いを防ぐようになっているようだった。
試験をしても良いが、別に今回は魔法の玉を使用するつもりはない。
そんなことを考えていると、
「ふたたび生き返らぬようそなたのハラワタを食らいつくしてくれるわ!」
バラモスは襲いかかってきた。
ふたたび生き返らぬようにと思っているのはこっちだと思いながらも、バラモスとの戦闘を開始した。
勇者は、一番後ろで身を守っている。
本来であれば戦闘で戦って欲しいところだが、レベルもHPも低いし、実践の経験が無いので仕方がない。
テルルは、前衛で盾がわりになって戦っている。
攻撃力が少し低いが、仕方がない。
それよりもテルルに期待しているのは、まふうじの杖による、バラモスの呪文封じであった。
俺が一人で戦った時は、空を飛び直接攻撃を受ける可能性がなかったことから、マホカンタによる呪文反射で問題なかったが、この呪文の効果が一人にしか効果がないこと、回復呪文まで反射してしまうことから、今回は使用できない。
セレンも、テルルと同じく前衛で戦いながら傷ついた仲間の治療に当たっている。
それなりの攻撃力はあるが、基本的には回復に専念をさせている。
余裕があれば、マホトーンを唱えてもらい、バラモスのイオナズン、メラゾーマ、バシルーラやメダパニを防ぐようにしてもらう。
俺は、後方でバラモスの防御力を落とす呪文であるルカニを一度唱えると、メラゾーマを唱えている。
勇者を守る形にはなっているが、それでも女性陣に守られているようになっているのは、適材適所とはいえ、すこしだけ悲しかった。
とはいえ、魔法の玉を使用できない以上、一人で戦うわけにもいかない。
それにしても思う。
タンタルがいれば、楽だったと思う。
ただ、不死鳥ラーミアに乗ることが出来るのは4人。
タンタルには、来てもらっていない。
そもそも、彼はアリアハンに戻っていないのだ。
まだ、ラダトームに残っているのだろうか?
長い戦いではあったが、早期にセレンのマホトーンが効いたことも幸いし、死者がでることもなく、戦いが終わった。
「ぐっ・・・・・・」
バラモスは、13回目の
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ