50部分:49:スーパー銭湯
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
かりましたキャロ、こっちに」
諦めたのか、キャロを引っ張って子供用露天風呂に消えるエリオとキャロ。
それを見送り、湯船の中で、苦笑しながらも身体を伸ばしリラックスする良彦であった。
皆が風呂を上がり…エリオと良彦はかなり上がるのが早く、待たされたが…帰り道、暖まった身体に丁度良い温度の中を団体で歩く。
良彦とヴィータは最後尾、少し離れた位置だ。
見れば、二人の小指同士が繋がれているのが判る。
「キャロの事みなかったろうな?」
「だーら、さっきもいったろ、キャロに興味はない、妹みたいなもんだ」
「ま、まぁ、信じてるけどよ、やっぱ少し心配になるんだよ」
「んー…そっか、それじゃ今度ちゃんと信じさせッから、な」
ぽんぽんと、髪が解かれている頭をなでる、昔送った髪留め…アイゼンとゼピュロスの右手、どちらも待機状態、がクロスした物…もそれにあわせゆれる。
「どうやってだよ、それ」
「今は、秘密だな、つか前にいる奴らに聞かれちゃ困る」
「…ん、まぁ待ってる」
小指をつないで、そんなことを話していると…それぞれのデバイスから反応、ロストロギア発見の知らせだ。
「休憩は此処までやな、機動六課出動や」
そのはやての声に、六課隊員はデバイスを取り出し、協力者その他は先に別荘へ戻るらしい。
アインが広範囲に封鎖領域を張り巡らせ、皆がセットアップを開始、反応は臨海公園の辺りらしい。
「フォワードメンバー4人で、本体を確保、他はサポートに廻ってや」
「了解」(全員)
新人4人がロストロギアへ近づく、まるで某RPGのスライムのような感じのそれは回りに分身?を多く作り出している。
見た目どおりに弾性が強く、殴ってもぽよんぽよん跳ね回る。
そんな中で、ティアナが跳ね方の違う、恐らく本体を補足、スバルとエリオで動きを止めた所をキャロが封印魔法で、封印していく。
攻撃能力のないロストロギアは、比較的簡単に封印され、任務終了である。
別荘で戻っていた皆と合流した後、直ぐに帰り支度を始める六課隊員。
アリサ達は一日位泊まっていけば、と言っていたが、六課の仕事がたまっている状態なので、このまま帰る事にはやてはしたらしい。
良彦だけ、一寸約束があるから、と翌日の昼頃まで残ったのだが。
約束とは士郎に頼んでいたシュークリームの事であり、六課の隊員分…えらく大量で、士郎と桃子もあまり寝なかったらしい…を購入し、六課へ戻った。
六課待機組みと他のバックヤードスタッフなどにも配ったそれは、かなり喜ばれたらしい、六課内で翠屋が有名になった瞬間だった。
*******************************
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ