第七章
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がチコリの花言葉だ。花によってその花言葉は違いチコリはそれになるのだ。
「それだったわね」
「ええ、そうよ」
母もその通りだと答える。
「明るさとかそういう意味じゃないわ」
「けれどチコリを見てのイメージから」
「そうだったの」
「そうよ、実はね」
「チコリが明るいイメージだから」
薫はその花を見つつ母に応える。
「私に明るく前向きになってもらいたくて」
「それがよかったみたいね」
「ええ、じゃあこれからもね」
薫は微笑み母にまた応えた。
「このお花私のお守りにしていくから」
「そうするのね」
「ずっとね」
「そうしてくれるとお母さんも嬉しいわ」
「お母さん有り難う」
薫は母にあらためて礼を述べた。
「私このお花があったから美容師にもなれたしこれからも頑張るから」
「そうしていくのね」
「うん、ずっとね」
母に満面の笑顔で言う、そしてだった。
薫はチコリをお守りにし続けた、美容師としてだけでなくその人生で重要な時はいつもチコリを見た。そうして明るく前向きに頑張っていった。
チコリ 完
2013・10・25
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