スーパーロボット大戦OG外伝
0511話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
については上手く組み合わせるつもりだから問題ないわ。ただ、フィリオは病気の治療をしながらの設計になるから、少し遅れるかもしれないのが問題だけど……魔法球を使えばどうにかなるでしょ」
「魔法球?」
スレイ、フィリオ、オウカが首を傾げているが、取りあえずその辺はスルーで。
「治療に関しては具体的にどのくらいの時間が掛かるんだ?」
「そう、ね。私の研究室の中にあるチャンバーに入れっぱなしで1週間くらいかしら」
「……1週間で僕のこの病気が……」
レモンの言葉に唖然とするフィリオと喜色満面の笑みを浮かべるスレイ。
「で、最後に」
俺の視線を受け取ると、小さく頷きオウカが1歩前に出る。
「オウカ・ナギサといいます。シャドウミラーとはアースクレイドルの時からそれなりに長いお付き合いをさせて貰っているので、顔見知りの方も多いですね。私やゼオラ達を助けてくれたアクセルさんに恩返しをしたくてシャドウミラーに参加させて貰いました。よろしくお願いします」
ペコリと頭を下げるオウカ。すると黒髪のロングヘアーがサラサラと音を立てるかのように肩を滑り落ちていく。その大和撫子っぷりに、技術班からも感嘆の息が漏れる。
「本人も言ってたように、アースクレイドルで俺達とそれなりに付き合いがあったから顔見知りの者もいるだろう。オウカも実働班のパイロットとして考えている。……良し、これで全員の紹介が完了したな。次にエヴァから魔法球に関して……と思ったんだが、ムラタ以外の3人には俺達シャドウミラーの特異性を知らせておかないとな」
「特異性、ですか?」
下げていた頭を上げ、俺の隣にいたままのオウカが小首を傾げてそう尋ねてくる。
「そうだ。例えば俺達シャドウミラーは異世界。より分かりやすく言うとパラレルワールドと行き来をしている事や、魔法の存在についてだな。『火よ灯れ』」
人差し指を立て、いつも魔法に関して説明する時のように『火よ灯れ』を使ってみせるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ