スーパーロボット大戦OG外伝
0511話
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半眼を向けてくるムウに小さく肩を竦める。
「特にこれといった事はしていないさ。ただ単純に、俺の名前は色々と有名なだけに偽名を使う必要があった訳だ」
「……それで俺の名前を使ったと?」
「正解。ミロンガという、運動性特化の機体に乗っていたムウ・ラ・フラガはそれなりに腕の立つパイロットとしてヒリュウ改やハガネでは有名になっているかもな」
まぁ、俺がグロウセイヴァーで出撃した以上、ムウ=アクセルというのは既に知られてるんだろうが。
「おいおいおいおい、お前みたいな常識外れのパイロットと俺を一緒にして貰っちゃ困るんだがな。主に俺が。アクセルみたいな技量を期待されても俺にはどうにも出来ないぞ?」
「ええいっ、女々しいぞ貴様! 仮にもMAで俺達と渡り合ってきたんだろうが。ならアクセルを越えるくらいは言って見せろ」
ムウの言葉にイザークが割り込んでくるが……それを聞いたムウは御免だとばかりに眉を顰める。
「無茶言うなよな。アクセルみたいに文字通りの意味で人外の存在と一緒にされたら困るぞ」
「……人外?」
ムウの言葉を聞き咎めたスレイが首を傾げているが、その辺の説明は後で纏めてだ。
「まぁ、ムウについてはその辺に置いておくとして……」
「置いておくなよっ!」
抗議の声を上げてくるムウをスルーして、フィリオへと視線を向ける。
俺の視線に小さく頷き、1歩前に出て口を開く。
「フィリオ・プレスティです。不治の病に侵されてて、もうこの先の人生を諦めていた時にシャドウミラーから治療を条件に所属するよう取引を持ちかけられました。名字を聞いて貰えれば分かると思いますが。スレイとは兄妹です。ただ、僕はパイロットではなく技術者ですので間違えないで下さいね。個人的には兵器を作るのは気が進まないんですが……」
フィリオが名乗ると、OGs世界での情報を集めていただろう技術班の数名が驚愕の眼差しを向けているのが分かる。テスラ・ドライブの第一人者であり、リオンシリーズの設計者として知る人ぞ知る技術者であり科学者だしな。
「今も聞いて分かったと思うが、フィリオには技術班に所属して貰う。ただし、本人の希望もあって基本的には兵器ではなくテスラ・ドライブの開発に専念して貰うつもりだ。ブルーマーズ計画に使う宇宙艦の物や、俺の新型機に使うコスト度外視の奴とかだな」
「アクセル隊長! そうすると俺の開発したツイン・ドライブについてはどうなるんでしょうか?」
俺の言葉に技術班の1人が手を上げてそう発言してくる。
ツインドライブ……確かテスラ・ドライブとT-LINKフライトシステムを融合させた奴だな。
「レモン?」
新型機開発の責任者であり、同時に技術班のトップでもあるレモンへと尋ねる。
「その辺
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