スーパーロボット大戦OG外伝
0511話
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。いざ時の指輪を使う時にクレームが出ないようにする為にも。
人数が増えて大規模な組織にでもなれば、それこそ人数が数人増えた程度で全員集合して紹介をする必要……と言うか、手間暇は無くなるんだろうがな。何しろ今のシャドウミラーは技術班を入れても50人もいない組織だから、全員に通達を出したりするよりもこうして一斉にお披露目をした方が最終的には簡単に済む。
……何しろ技術班のメンバーは通達の類に目を通している者の方が少ないからな。
「全く、私が麻帆良に戻ってからまだそれ程経っていないというのに、また呼び出されるとはな。いい迷惑だ」
「マスター、そう仰らずに。一応マスターも仮とは言え、お情けで、何となくアクセルさんの組織に入れて貰っている身なのですから」
「……茶々丸。お前、もしかして私に何か含む事でもあるのか?」
「いえ、特には。マスターにお仕えできて幸せです」
「その割りには……いや、何でも無い。後で葉加瀬辺りに見て貰った方がいいのか?」
少し離れた場所ではエヴァと茶々丸が何処か漫才めいたやり取りをしているのが見える。魔法球に時の指輪を組み込めるかどうかを考えてみるつもりでいたのに、こうしてすぐに呼び出されたんだから無理もないが。
「ん? そう言えばフェイトはどうしたんだ?」
エヴァと茶々丸の姿は見えるが、フェイトの姿が見えない。そう思って呟くと、マリューに肩を叩かれる。
「ほら、あそこよ。珍しい組み合わせよね」
マリューの視線の先には、フェイトの姿。そしてそのフェイトの隣にはエザリアの姿がある。確かにマリューの言う通り珍しい組み合わせだな。
まぁ、あの2人が話しているとなるとまずプライベートな話題とかではないだろう。恐らくブルーマーズ計画に関してだと思う。
意外とあの2人がくっついてたりすると俺的には面白いんだが……あ、でもそうなるとフェイトの従者達が暴れ出すか。ついでにイザークも暴れそうな気がする。
そんな風に妄想を浮かべつつ、手を叩いて周囲の注意を集める。
「聞いてくれ。幾つか連絡事項がある。まずはシャドウミラーに入った新メンバーの紹介だ。とは言っても、数人程見覚えがあったり知ってる奴もいるだろうがな。ムラタ、スレイ、フィリオ、オウカ。それぞれ前に出て簡単な自己紹介を」
俺の言葉を聞き、4人が皆の前に出て最初にムラタが1歩前へと出て口を開く。
「俺の名はムラタ。下の名前もあるが、諸事情により今はムラタとだけ名乗っている。アクセルの強さを知り、それを越える為にシャドウミラーに所属する事になった。よろしく頼む」
小さく頭を下げるムラタ。
俺を越える、という言葉にエヴァやフェイト、茶々丸といった面子が多少驚きの表情を浮かべていたが……まぁ、それは置いておくとして。
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