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ドリトル先生学校に行く
第二幕 子供達もその八
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「気をつけないとね」
「そうしてね」
「うん、心がけておくよ」
「そうしてくれると僕も嬉しいよ」
 先生が健康に気をつけてくれているのならというのです。
「本当にね」
「そうだね、それじゃあ」
「うん、これからはね」
 紅茶にお砂糖を入れるのはお茶の時間だけになりました。先生は気をつけてそうすることにしたのです。
 そして王子とそうしたことをお話してからです、先生はいつもの穏やかな笑顔で王子にこんなことを言いました。
「さて、健康の為じゃないけれど」
「歩くのかな」
「ちょっとね、ここから歩いてね」
 そうしてだというのです。
「美術館に行こうかな」
「この大学の中のだね」
「この大学は凄いよね、何でもあるね」
 美術館だけでなく博物館に動物園、植物園とです。
「牧場まであってね」
「観るものには事欠かないよね」
「そうした意味でもいい大学だね」
「だから勧めたんだ、先生にね」
 この大学に来ることをです。
「そう思ってね」
「そうだね、じゃあね」
「うん、美術館に行くんだね」
「そうするよ、それでね」
 そうしてだというのです。
「歩いてくるよ」
「ここから美術館まで歩くんだね」
「そうするつもりだよ」
「それがいいよ、カロリーも消費するしね」 
 例え先生が健康の為ではないと断ってもです、歩くことはそれだけで運動になり身体にもいいことなのです。
 だからです、王子も先生に笑顔で言うのでした。
「行ってきたらいいよ」
「そうするね」
「あと先生自転車に乗れないけれど」
 先生はこちらも苦手です、実は乗馬にしても乗るだけで駆けさせたりジャンプさせたりといったことは殆ど出来ません。
「電気自転車はどうかな」
「何かあるね、そうした自転車も」
「うん、乗ればどうかな」
 こう先生にお話するのでした。
「それにね」
「電気自転車はあまりこけないんだ」
「そうそうこけないよ、それにちょっと動かしたらかなり動いてくれるから」
「普通の自転車より凄く楽なんだね」
「安全だしね」
 このこともあってだというのです。
「それを買って乗ってみればどうかな」
「そうだね、それじゃあね」
「考えてみてね」
「この大学は広いからね」
 あまりにも広いです、確かに。
「乗って移動するといいよ」
「そのことも考えてみるよ」
「お馬さんがいてもね」
「そうだね、お馬さんにばかり迷惑をかけてもね」
 よくないとです、先生も応えます。
「電気自転車もあればね」
「いいからね」
「それじゃあね」
 こうしたお話もしたのでした、そして。 
 先生は王子と色々お話をしました、そうしてお家に帰りますと。
 お手紙が来ていました、その送り主はというと。
「へえ、トミーからなん
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