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幽霊だからって恋がしないとは限らないっ!
うごめく影。
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俺は皆と別れ、帰路に着いた。
「はぁ〜憂鬱だ。」
「そんなに家に帰るのがいや?」
聞いてきたのは渚だ。
「当たり前だろ、お前が居なければなんとかなるんだが・・・」
「私は叶えられること以外は叶えられません。」
「どこのシェンロンだ。」
///////////////////
「ただいま。」
「ディノッゾ、帰りが遅いぞ。」
「NCIS!?」
「いや、ギブスよ。」
「めんどくせぇな!おい。」
このめんどくさい方は獅童由美子。残念なことに我が母だ。
「残念ってなによ。」
「ナレーションに突っ込みいれないでくれます?」
自分の部屋に入ると真っ先に渚がベットへ飛び込んだ。
「疲れたよ!」
「こっちの台詞だ!」
「なに一人で叫んでるのよ。」
「あっ、なんでもない。」
俺は渚を睨み付けた。
「テヘ♪」
「一度死ね。」
こうして夜は更けていった。

///////////////////

「フワァーア。」
「起きたか、渚。」
「うん!学校行く?」
「当たり前だろ 。早く準備しろ・・・っていうかのお前は私服でもいいんじゃないのか?」
「無いって言ったじゃん。」
「そうか・・・・今度買いに行くか。」
「!?本当に!?」
「ああ、明日は休みだしな。」
「やったー!」
「それじゃあ準備しろ。」
///////////////////
「・・・・」
「おはようございます!」
「よう、伊織、玲瓏さん」
出迎えてくれたのは、智輝だった。
「学校でその話は・・・」
「まぁいいじゃない!私のことを認識してくれてるんだから!」
「まぁ、そうか。」
俺は智輝の後ろの席に座った。
「それじゃあ、授業始めるぞ!」
///////////////////
俺達は昼休みに屋上で飯を食っていた。
「はぁ、疲れたな!」
「お前は寝てただろ」
「睡眠学習ってやつ?」
「私もほとんどそれです。」
「おまえもか!」
するといきなり昇降口のドアが空いて、人が出てきた。
「伊織!」
出てきたのは霙だった。
「なんだ。」
「ご飯一緒に食べない?」
「一緒に食べない。」
「即答!?」
「当たり前だ。お前と食べると後々大変だ。」
「どういう意味だ!」
「だから、伊織君は、一緒に食べない?とか聞かれるのが、エッチしない?にならないように苦労してるんです。」
「どういうちじょ!?」
「目の前にいるちじょです。」
「ははっ、本当になかいいね。」
「そうですよ!二人はなかがよすぎです!・・・・・・本当に。」
霙の目に暗い光が宿ったような気がしたが、瞬きするうちにいつもの優しい顔に戻った。
「・・・・・・・・・・・・・」

///////////////////

放課後、俺達はいつも
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