第4話
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竜司「どうも…」
そして少しためて出した久遠の言葉は…
久遠「竜司。我の家臣となれ!」
竜司「……なに?」
久遠「我の家臣となれ!そうすれば、飯も住む所も着るものも金も我が何とかしてやろう」
竜司「それは…魅力的な提案だな」
久遠「であろう?どうだ?」
竜司「ん〜いや…やめておこう…」
久遠「ほお?貴様にとっては破格な条件だとおもうのだが…違うか?」
竜司「いや…確かに喉から手が出るほどの条件だ」
久遠「ならば貴様は馬鹿であるのか?」
竜司「はは。どうだろうな」
久遠「…言え」
竜司「はぁ…そもそも俺には目的がある。鬼を駆逐するって目的がな。それを最優先にやっていきたいのが一つ」
久遠「ふむ…もうひとつは…」
竜司「俺自身、天下取りに興味はない。確かに俺は戦う力を持ってはいるが、その力はあくまで鬼を倒すために使いたいんだよ」
久遠「だが…この世は応仁の乱より続く戦国の世。貴様が何もしなかろうが戦はどこでも起きる。それこそ、貴様が鬼を駆逐せんとしている最中にもな」
竜司「その時は…俺の邪魔をするのなら相応の対応をするだけだ」
久遠「ならばその力、我に貸せ」
竜司「いや…だからな!」
久遠「飯はどうするのだ?あてなどないだろう?」
竜司「自給自足の心得はある。いざとなれば山の動物を狩るか、山菜でも採るさ」
久遠「……」
少しためて…
久遠「…わかった」
竜司「そうか…わかってくれたか」
久遠「家臣というのは撤回しよう」
竜司「は?いや…そういうことではなく…!」
久遠「とりあえず置け…我が新たに提案してやる」
竜司「一応…聞こう」
久遠「衣食住は保証してやる…その代わり」
そして出た言葉が…
久遠「我の夫となれ!」
一体どうなるんだ…俺…
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