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幽霊だからって恋がしないとは限らないっ!
怪奇研究部の幽霊部員。
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伊織と智輝が部室に来て、しばらくしたころ。
「ヤッハロー!」
元気よく入ってきたのは水嶋だった。
「ウッス。」
「やぁ、水嶋さん、こんにちわ。」
「こんにちは、霙殿。」
「時代劇!?」
「ははっ!今日も元気いいね。」
部長は本を読みながら答えた。
「今日はなにかするんですか?刹那さん。」
「うーん・・・別に?」
「んじゃなんで呼んだ!?」
「ははっ、冗談だよ、今日みんなを集めたのは他でもない。」
「変なことはやらせないでくださいね。」
伊織がピシャリといい放つ。
「ぐっ!鋭いね。」
「やらせるつもりだったのかよ!?」
「今日やるのは、部員集めだよ!」
「無理だな。」
「無理ですね。」
「なんでだ!我が怪奇研究部は部員が幽霊部員を含めて四人しかいないのだぞ!」
「その前に幽霊部員がホントの幽霊だから困るんです。」
伊織は本をパタンと閉じて意見した。
「そうですよ、しかも別館の一階なんて来る人はいないでしょう。」
「それもそうだが・・・・いや!二階で時々人を見かけるぞ!」
「それは幽霊ですからね!?」
時々伊織も見る。
「それじゃあその子でもいいから!」
「あきらめ早いな!」
///////////////////
「だからってなんで俺が行かなくちゃ行けないんだ?」
「仕方ないでしょ、一番霊感が高いのが伊織君なんだから。」
俺達は別館の二階に来ていた。
「分かったよ・・・」
俺は目を閉じてレーダーの感度を上げた。
「トイレか、」
「レッツゴー!」
「まてまて!俺が行ったら犯罪だろ!」
「仕方ないよ。」
「どこが仕方ないんだ!」
するとトイレから人が出てきた。
「い、伊織君!?」
出てきたのはスレンダーな体型におどおどした表情、こいつは冬宮奏、俺の先輩だ。
「なぜに君づけなんだ・・・先輩はそっちだろ。」
「じゃあなんで伊織君もため口なの」
「それは・・・」
「なかがいいようで、」
話に入れなかった渚が不満そうに口を開いた。
「ああ、悪い、こいつは玲瓏渚。俺の・・」
「彼女ですね。」
「ふーん、そっかぁ」
「違う!」
「それで?用件はどーしたのぉ」
「ああ・・・・うちの怪奇研究部に入部してくれないか?」
「うーん・・・・いいよ!」
「ほんとか!?」
「当たり前でしょ?他でもないこーはいの頼みだもん。」
///////////////////
「ただいま。」
「帰りました」
「おお!つれてきてくれたか!」
「はい、えーっと高校二年の冬宮奏です。これからよろしくお願いします!」
「超美人だな!伊織、おまえはモテ過ぎだ!!!」
「ふん、黙れ。」
「それじゃあ自己紹介から、私は部長の神崎刹那だ。」
「ご存じの通り、副部長の獅童伊織だ。」
「幽霊
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