暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
TK 〜In my memory〜
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いていったりする、雑誌や新聞だった。
学校に通っていなくても、最低限の読み書き・計算を教わっていたが難しい漢字だらけで読めないけど、そこに写っている景色や物のどれもが新鮮だった。中でも祖母が言う異国の事については、ものすごく惹かれた。もっと知りたいと思う気持ちが抑えきれず、密かに玄さんから習っていたPCで異国について調べ、アメリカという大きな国ついて調べることが増えた。
京都の古い伝統も好きだが、アメリカのような最新の文化を持つ場所に興味がでて、特にストリートダンスと呼ばれる踊りが、かっこよかった。曲に合わせて踊る姿に次第に惹かれ、時間があれば動画で見た踊りを真似したり、雑誌に載っているかっこいい服を切り抜いたのを集めたりする日々が続いていた。
世間では、高校生と言われる頃には、従業員以上に仕事ができるようになったが、ついに髪の色が金色に変わり、原因としては掃除に使う塩素と呼ばれる薬品が髪に染み込んで脱色したらしい、祖母の嫌がらせは金髪になった瞬間、ものすごく増えた。それでもダンスや切り抜きの方もずっと続けている。ダンスの方は自分でも上達したと思うほど躍れるようになり、今はブレイクダンスを修行中である。
今の僕はある程度信頼されて、買い物を頼まれるようになってからは、外にでる機会が増え、自分の世界がもっと広がった。
そんなある日…まだ、外の世界が新鮮だった頃、いつも通る道にある、広場から聞いた時のある曲が聞こえてきた。買い物を頼まれて何回も通っていたが、こんなことは初めてだった。少しだけと思い、曲の聞こえる方に行くと…僕と歳は変わらないぐらいの赤いヘアバンドが目立つ、男の人が踊っていた。僕なんかよりも上手に踊っている姿に目を奪われていると、僕に気づいたらしく曲を止め、僕の方に近づいてくる。
「君もダンスするの?」
いきなりそう言われ、戸惑いつつも答える。
「う、うん少しだけ。」
そう答えたらパァ〜と笑顔を浮かべて
「よかったら、一緒に踊らないか?」
「いやでも、まだ買い物の途中だから…」
「少しだけ、少しだけならいいだろ」
「まぁ、少しだけなら」
僕の言葉を遮り半ば無理やり納得させられたけど、初めて人と遊べるという体験に興奮しつつも彼に連れられる。
「君さ、名前なんていうの?」
「T、TKっていいます。」
「えっ?TTKっていうの?」
「違います。TKっていいます。」
いくら名前の1部だと言っても、最初この名前を聞いた人は不思議と思う人や嘘をついてると思われて不機嫌になる人もいるが、彼はどっちなんだろうと考えていたが、全然予想のしていない答えが返ってきた。
「マジか!かっけぇーー、アメリカ人みたいじゃん!」
こんな変な名前を聞いてかっこいいっ
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