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Angel Beats! the after story
TK 〜In my memory〜
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僕の名前は『TK』戦線メンバーには自称と思われているがこれが僕の本当の名前って言っても1部である。
そんな、謎だらけの僕の記憶を話すよ…
☆
僕の生まれはバリバリの日本人である。それも伝統文化・芸能が最も栄えている都市…京都である。
その京都にある歴史ある旅館に僕は生まれ、両親の顔や名前を僕は知らずに育った。旅館の従業員が酔っ払っている時に聞いた話だと、この旅館の女将こと僕の祖母は大の異国文化嫌いであり、その反対に僕の父は大の異国文化好きである。その2人が衝突するのは時間の問題であり、それがたまたま僕が生まれた時らしい、お互いに話し合った結果、僕は祖母が引き取ることになり両親は追い出され、今はどこにいるのかも分らない状況だ。
祖母に引き取られた僕は当然のように嫌われ世間では、園児ぐらいの歳の頃には、もう雑用を押し付けられていた。毎朝5時に起こされ、廊下の雑巾がけ、トイレ掃除など、日によって数は変わるが必ず片手の指が埋まる以上の仕事をしてきた。それを当然だと思っていた僕は、せっせと与えられた仕事をこなしてきた。
そんな生活が数年も続き世間では、小学校の中学年と言われている歳の頃には髪の地毛の色が黒からだんだん茶色に変わり、昔ながらの京都文化を敬っている祖母にとって、いくら地毛の髪でも許せないらしく、酷かった嫌がらせもますます強くなり、仕事の数は両手では数えきれないぐらいに増えたが、辛くないと言えば嘘になるがどこかにいるはずの両親を思っているとやる気が出てくるからだ。
そんなある日、旅館に来たお客様にこう言われた…『君、名前は?』とそして気付いた(僕の名前は何?)そんな疑問を胸に置きながら祖母に聞いてみたが『そんな暇があるなら働きな!』と平手打ちをされ、少し諦めようとしたが…
新年、旅館の従業員たち全員が参加する新年会で両親と仲が良かったって前から聞いていた「玄さん」という、30代中間の優しい人がいる。
酒で酔った玄さんに何気無く僕の名前のことを聞いてみたら、一瞬、躊躇ったが教えてくれた。
「君の名前は私にも分らない。でも君の父親は言ってたよ、夫婦2人の下のイニシャルが入ってる名前にしたいって、けどそれを聞く前に2人は追い出された。君の両親のイニシャルは父親が『T』と母親が『K』…そう『TK』これが、今分かる君の下の名前の1部だ。」
「T…K…ありがとう玄さん」何度も口に出して繰り返す、嬉しかった、本当に嬉しかったのを今でも覚えている。
次の日からお客様に名前を聞かれたら迷わずに「TKって言います」と僕は答えた。
そして世間では、中学生と言われる頃には仕事に慣れ何事もなく過ごしていた僕だが、新しい楽しみができた。
それは、旅館に来るお客様が部屋に置
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