宇宙戦艦ヤマト異伝
汎人類連合
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できぬ。
銀河パトロール隊の艦政本部は、創造力《イマジネーション》に優れる。
多彩な発想と割り切り、思い切りの良さは後世の研究家からも高く評価されている。
攻撃力は皆無、防御スクリーンの塊と化した装甲巡洋艦《アーマード・クルーザー》。
火力重視と機動力軽視の極致とも云うべき常識外れ、空飛ぶ鉄槌《モーラー》。
惑星規模の要塞に匹敵する重火力、攻撃力を備えた超大型砲艦《スーパー・ガンボート》。
伝説的名声を得た艦艇設計家に倣い、地球防衛軍技術陣も夢を追った。
本来非武装の探査艇数十隻は省面積の瞬間物質移送装置を装着、トランスフォーム砲搭載の襲撃機と化す。
遠距離偵察機載は軽量小型衝撃波砲、パルス・レーザー砲を増し重量級戦艦も撃破の実績を誇る。
驚異の連係動作《コンビネーション》、艦隊規模の集団運動についても説明があった。
《精神と時の部屋》に似た性質の次元界では、数年に渡る時が経過。
真田志郎達の艦隊建造と並行して、乗組員達も飛躍的な技量向上に取り組んでいるが。
スターシャとサーシャの次元間遠隔感応能力、ミラとジェラの精神感応能力も彼等を支えていた。
疲れ果て精魂尽き果てた地球人《テラナー》、宇宙戦士《スペース・ファイター》達は。
睡眠中にも関わらず我々ガミラス宇宙軍の身を案じ、太陽系防衛戦の情況を知らんと欲した。
如何なる理由に拠るものか。
地球人達の想念と女性4人の精神感応能力、次元間遠隔感応能力が共鳴《リンク》した。
超次元に跨る千里眼《クレア・ボワイヤンス》、時空を超越する遠隔視が実現した。
《夢の回廊》が、開通したのだ。
未知の精神作用により、地球人宇宙戦士達の夢に。
太陽系防衛戦の映像が次元間の深遠を越え、精神の視野へと投影される事となった。
翌朝起床した地球人達は気力を奮い起こし、過酷な目標に再挑戦《リトライ》を繰り返した。
努力目標を達成すると、更に高次元の精妙無比なる編隊機動に挑戦。
一切の容赦は無く、無理難題と同義の完璧を要求する猛特訓の末に。
筆舌に尽くせぬ艱難辛苦に耐え、地球防衛艦隊は驚異的な集団運動実現能力を会得したのだ。
地球人達は自ら新たな集団戦術を考案し、実現体得すべく懸命の努力を重ねた。
銀河パトロール隊の誇る第1段階、及び第2段階レンズマン達による艦隊操作。
指揮専用宇宙艦、御偉方《ディレクトリクス》を投入して初めて成し得た集団戦術。
レンズマンにのみ可能な集団的精神融合、テレパシーに匹敵するレベルの意思疎通能力。
宇宙塵回避高速飛行技術《クラッシャー・フォーメーション》、曲芸紛いの秘術も参考とされている。
数多の熟練操縦者達は惜しみなく、無数の超
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