スーパーロボット大戦OG外伝
0510話
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ル」
エアカーを停車させ、レモンがそう言いながら降りてくる。
「そっちと合流してたのか」
「ええ。私としてもオウカとは話しておくべき事があったから。……ねぇ?」
チラリ、と流し目でオウカへと視線を向けるレモン。
「……そうですね」
そして何故かそれに対してどこか不機嫌に呟くオウカ。
その様子に疑問を覚え、思わずオウカの方へと視線を向けて尋ねる。
「オウカ、どうかしたのか? もしかしてレモンに苛められたんじゃないだろうな」
「あら失礼ね。私がそんな事をする風に見える?」
「……その辺はノーコメントで」
レモンとそんな風に話していると、何故かオウカがジト目になって視線を向けている。……先程まで話していたレモンではなく、俺にだ。
「仲が良くて結構ですね、アクセルさん」
そしてその言葉に答えたのは、何故か俺ではなくオウカの隣にいるレモンだった。
「そうでしょう? まぁ、恋人同士で一緒に暮らしていれば仲良くなるのは当然よ。もっとも、まだまだ純情なオウカにはその辺の機微が分からないかもしれないけどね」
「そ、そんな事はありません! 私だって人並みに恋愛経験は……その……あの……」
さて、どうしたものやら。アースクレイドルではそれ程仲が悪くなかったんだがな。何で接触して短時間でこんなに険悪に……いや、レモンの様子を見る限りだと険悪という程でもないか。あの目はどちらかと言えばからかって遊んでいるような感じだ。
「あー、取りあえずその辺にしておけ。それでレモン、フィリオの件はどうなったんだ?」
何故か怖々とレモンとオウカを眺めていたフィリオへと視線を向ける。
「ええ、その件なら特に問題無く片付いたわ。彼も私達の技術について十分理解してくれたしね」
「そうなのか?」
「ああ。さすがエアロゲイターの所持していたホワイトスターと言うべきだろうね。地球の技術よりも随分と進んでいる」
ホワイトスター。その単語をフィリオが口に出したのを聞いた俺はレモンへと視線を向ける。
「あら、教えちゃ拙かったかしら? そもそもここの件を秘密にしていたのはフィリオがシャドウミラーに所属するかどうかがまだ正式に決まっていなかったからでしょう? それなら所属すると決めた以上は隠す必要もないと思ったんだけど」
「……いや、そうだな。確かにレモンの言ってる事は正しい。シャドウミラーに所属する以上はこの件に関しても隠しておく必要ないか。……それと他の件についてもな」
最後に小さく呟くが、フィリオの近くにいたスレイには聞こえたのだろう。ピクリと表情を動かして俺へと視線を向ける。
「他にも、だと? このホワイトスター以外にも何か隠している事があるのか?」
「ああ。色々とな。
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