『第二十一話』〜リニスとの出会い ばれた存在〜
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再びこの世に生を受け、フェイトやアルフ、プレシアを助ける。」
【ッ!!】
3つ目の選択肢にリニスは息をのんだ。
【最後の選択肢はなんですか!? 生き帰る!? そんなことが出来る訳「出来るんだよ」ッ! どうやって!?】
そりゃそうだ既に死んだ奴が生き帰るなんて普通ありえない。
『普通』は、な。
――しかし
「俺を誰だと思ってる」
【? 誰と聞かれても死神という「そう、それだ」? どれですか?】
「俺は死神、生命の『死』を司り、魂を管理する者」
そう、俺は死神だ。『死』を司るということは『生命を操る』ということである。
つまり
「一人くらいなら生き帰らせることが出来る」
【………本当に、本当に出来るんですか?】
「嘘はつかない。さぁ、どうする?」
【本当にここに立っていればいいんですか?】
「あぁ、そのままでいてくれ」
俺は普通に家のリビングの中心で突っ立っているリニスにそう答えた。
現在は俺(トリガー解除)は使い魔契約(仮契約だが)を行う為に魔導書で方法を調べている。
結果、リニスは生きる事を選んだ。
フェイトとプレシアのために生きる事を選んだようだ。
と、言っても今すぐに生き帰らせる事は出来ない。
条件がそろっていないのだ。
しかし放っておいてはリニスは悪霊なってしまう可能性がある。
そこで生き帰らせるまでの救済措置が使い魔契約だ。
しかし、リニスは魂の状態なので普通の契約で効果はあるのかと魔導書で確かめている。
「あ、あった」
………そうか、通常の契約で大丈夫だったか。
【どうですか?】
「別に大丈夫みたいだから早速始めよう」
【はい、お願いします】
そう答えるリニスの足元に丸の中に六芒星がある魔法陣を発生させ、俺の足元にも同じ魔法陣を展開させる。
【!?】
「心配するな。仮契約の為の魔法陣だ、害はない。さてと如何するか? 仮契約の文言など如何言っても契約自体は可能だが…ふむ。
我が呼び声に応えよ誓いの巫女 彼の者の名はリニス この者を此れより我が従者とする この者が想う者たちを救うための力を与えよ! 『仮契約』!!」
強烈な光が室内を満たし、契約が成立していく。
しばらくして、光は収まり契約が完了。
リニスの姿は先程までの半透明ではなくなっていた。
「これで、契約は完了だ」
「えっと……半透明な
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