第二章
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で歩いていこう」
「離れずに」
「そう、離れずにずっと一緒に」
僕はまた行った。
「行こう、いいね」
「ええ、私も」
彼女も僕に応えてくれて。それでだった。
「一緒に」
「行こう。今からね」
三年の間に彼女も変わった。あの時はほんの少女だったのに今じゃ立派な大人の女の人になっている。その彼女が僕の手を握ってくれて。
「ええ」
彼女が手を握ってくれてそれでわかった。この瞬間に彼女が僕の全てになたことを。そして僕もまた彼女の全てになったことを。何があっても離れたくなかった。二人で永遠に歩いていきたかった。何処までも。
LONG ROAD 完
2010・4・13
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