第3話
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打ち捨てになすべし…その必要はなく、勝利の暁にはこの場にいる全員の功績を認めようということ。
無駄なことは省き、少人数の劣勢を補おうという意味を込めた言葉である。
織田軍 囮組 中島砦
兵士「申し上げます!今川軍、この中島砦まで攻めてきた模様!その数約千!」
一益「あらら〜これといってそこまで釣れてないね〜」
成政「まぁでも、こんなに暑いし、その千人の兵も結構へばってんじゃねえか?」
利家「わん!流石和奏!楽観主義者だねぇ」
成政「うっせーな!とりあえず敵来てんだからお前らもしっかりしろー!」
一益「そだね〜さもないと〜森家の2人も出てきかねないし〜…真面目にやらないと後で壬月様から拳骨喰らうことになっちゃうしね〜」
利家「うぅ…それは…やだねぇ!よぅし!犬子達でしっかり防いじゃおう!赤母衣衆行くよー!」
兵士「「「「応!」」」」
成政「黒母衣!赤母衣に負けんじゃねぇぞ!ボク達もやるぞぉ!」
「「「「応!!」」」」
一益「滝川衆は、母衣衆の討ち漏らしを叩くよ〜!皆母衣衆の後方に待機〜!」
「「「応!!!」」」」
そして…
利家、成政「「全軍!突撃ぃ!」」
今川軍 田楽狭間
母衣衆と滝川衆が中島砦で敵の攻撃を防いでる頃、田楽狭間では、さっきまでサンサン晴れていたのがうって変わり、今度は激しい雨が降り始めた。
義元「あらら?さっきまであんなに晴れていたのに…今度は大粒の雨?ついてないわね」
兵士「はっでは、少し雨宿りが出来る場所を探してまいりましょう」
義元「そうね。ではお願いするわ」
兵士「はは!」
大粒の雨が降りだし、今川本隊の兵は雨宿りの場所を探すため、本隊を手薄にしてしまう。この判断が後になって織田軍の思惑通りになることも今の義元にはわかるはずもない。
織田軍本隊 太子が根
兵士「申し上げます!」
信長「許す!」
兵士「先程から小休止を取るために休んでいた今川兵、雨を避けんがため本隊が手薄になった模様!」
信長「デアルカ…大義」
兵士「はっ!」
勝家「勝者の余裕…というところですかな」
信長「勝者か…あながち間違ってはおらぬな」
長秀「我が方が二千弱、対する義元公は一万五千ほど。軍神摩利支天といえど、この差を覆すのは至難の業でしょう」
勝家「常識的に考えれば、それほどの大軍にこれだけの少数で奇襲かけるのは無謀を通り越して自殺行為だ」
信長「常識などと、そのようなつまらんものに縛られる者に、大業を成し得ることなど出来はせぬよ」
勝家「ですが殿…」
信長「おけぃ。今やるべきことは
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