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戦国異伝
第百五十話 明智と松永その四
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「はい、若し何か見せれば」
 すればではない、見せればというのだ。
「斬るのがよいかと」
「それがしはそうしたところは見ておりませぬが」
「そのうち見ることになりますぞ」
 荒木も確信して言うのだった。
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