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久遠の神話
第七十三話 帯の力その五
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くだ、そうしたというのだ。
「我は間も無く消える、確実にな」
「そうか」
「そうなる、貴様は願いを適える」
「それは何よりだ、最高の結末だな」
「まさか木の上に登るとはな」
 猪が言うのはこのことだった。
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