降臨する魔王その一
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キリトサイド
ヒースクリフも無事では無い、しかし、ギリギリの所でHPはブルー表示だ。
「あれ・・・?」
その時俺は、僅かな違和感を覚えた。あんな表情は人には出来ない、あれは、天から慈悲を垂れる、神の表情だ・・・
「ふっ!」
不意打ちの要領で突進技、<レイジスパイク>を叩き込む、やはりだ・・・!
「システム的不死・・・どういう事ですか、団長・・・」
「他人のRPGを眺める事より詰まらない事は無い、だろう?茅場昌彦。」
クラディールが吐き捨てる。
「確かに私は茅場昌彦だ、君達はこの世界で最大の不確定要素だと思っていたが、まさかこれほどとは。」
柔らかに微笑みながら言う、気付くと俺とクラディール以外のプレイヤーは奴の操作により麻痺で動きを止められていた。
「全十種あるユニークスキルの中で、英雄剣は名の通り勇者、二刀流はその勇者と共に戦う騎士の役目だった。勝にせよ、負けるにせよね。」
たかがそんな理由の為にアスナを何度も傷つけて・・・!
「許さねぇ・・・!」
「そうだ、君達には報酬を与えなくては、私と戦い、勝てば全プレイヤーがログアウト出来る。どうかな・・・?」
答えなど決まっていた。
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