合流
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も見えない
複雑な感じで対峙する暁だが物怖じする事なく睨み返す
「自己紹介の必要は無さそうだな」
「蓮華が随分世話をかけたみたいね」
「まぁな、俺が巻き込まれたって感じだ」
「でもとんだ縁ね……天の御使いさん」
また天の御使いかよ……いい加減この御使いってのも
ちゃんと調べないといけないな
後ろ髪を掻きながらばつの悪そうな顔をする
「生憎な俺は天の御使いじゃあないぜ?何度目だこれ」
「あら?思春の報告だと漆黒の鎧を纏った戦鬼ってあったけど」
「それが天の御使いとは関係ないだろ?」
「黒い使いその者悪鬼羅刹の如く大軍を退け万民を導く……」
横から長い黒髪の女が近付いてきた
見るからに仕事出来そうな感じがするな
キャリアウーマンって単語が服きて歩いてるみたいだ
「お初にお目にかかる暁殿、私の名は周瑜と申す」
「ご丁寧にどうも、貴女が名軍師と名高い周瑜殿ですか」
「ぶぅぶぅ私と全然対応が違う〜」
暁は確信した……この孫策とゆう人物は面倒な奴だと
そう思った矢先、左手に孫策が抱きついていた
柔らかい感触がスーツ越しに伝わり、ふわっと良い匂いがした
全然悪い気はしないが何だが殺気を感じるのは気のせいだろうか
そこにさらに新たな女が会話に入ってきた
「これこれ策殿、殿方が困っておろうに」
孫策をたしなめた人物もまたえらく妖艶な女だった
おそらく相当な修羅場をくぐってるな……公私共に
歳相応の落ち着きと余裕を感じる
「助かったぜ(理性的)悪い気はしねぇが」
「ふむ、確かにその辺の雑兵とは一味違うようじゃな」
「まぁ実力は保証するぜ?安心してくれや」
「挨拶が遅れて済まんの、わしの名は黄蓋じゃ」
今度は黄蓋だと?あの赤壁の戦いでカミカゼかまして果てた武将が……
目の前の熟女ときたか……
神様、俺は貴方のセンスは理解出来そうにない
遠い目で空を見るしかない暁だった
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