てっぺんとるチャンスだろ!
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ザが走り、シュランが恭しく頭を下げ、ラクサスが何処か慌てたように叫ぶ。
「こっちも信じていいんだな、エルザ」
ナツの言葉に、コクッとエルザが頷く。
「可能か不可能かじゃねえぞ!」
大聖堂を去っていくエルザに向かって、ナツが叫ぶ。
「お前の無事をだぞ!」
叫び、指を突き付ける。
それを聞いたエルザは笑みを浮かべた。
(お前とティアに救われた命だ。粗末にする気はない)
言葉には出さずに心の中で呟く。
雷帝の鎧を纏い、エルザは神鳴殿破壊へと駆けて行った。
「くそっ!」
「火竜の・・・」
「火炎の・・・」
エルザを追おうとラクサスが駆けだす。
ナツが頬を膨らませるのとシュランが右手を向けるのはそれとほぼ同時だった。
「咆哮!」
「蛇!」
「ぬ!?」
刹那、竜をも殺す炎がラクサスを包み、更に真っ赤な蛇模様が紅蓮を駆ける。
煙が晴れ、現れるのはかつて敵対した2人。
桜色を揺らす紅蓮の竜と、蛇へと変化する髪を揺らす蛇娘。
「エルザ様の後は追わせませんわ」
「俺はお前を倒す」
怒りを露わにするナツと、やはり冷静なシュラン。
見慣れていないようでどこか見慣れているような2人が揃う。
「このガキどもが・・・」
ラクサスが苛立たしげに呟いた。
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