スーパーロボット大戦OG外伝
0509話
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おきたい。今は脱線しているが、そのうち元に戻るだろう。……それに」
「それに?」
「……お前といると貞操的な意味で色々と危険がな」
「お前は俺を何だと……いや、いい。何も言わなくて。大体予想出来るから」
スレイの中では俺がかなりの女好きになっているんだろう。
いや、恋人が3人。そして後4年程経てばさらに4人追加される可能性を考えると無理もないのかもしれないが。後は、この前スレイが来た時に見た朝のシーンが決定的だったんだろうな。
「そうか? 私としてはこの気持ちを思う存分お前にぶつけてやってもいいんだがな」
「それは遠慮させて貰おう。じゃあ俺は他の場所を見て回ってくるから、ここは任せた」
「うむ。まぁ、兄様とレモンが落ち着かないとどうにもならないのだがな」
苦笑を浮かべるスレイをそのままに、俺はレモンの研究室を出るのだった。
「ん? 珍しい奴がいるな」
居住スペースを歩いていると、ふと後ろから声を掛けられる。
聞き覚えのある声に振り向くと、そこにはエヴァと茶々丸の姿があった。
「いや、珍しいと言われてもな。そもそもこのホワイトスターは俺達の本拠地なんだから、いても当然だろうに」
「その割には頻繁に出掛けているようだがな」
「アクセルさん、お久しぶりです」
ペコリと頭を下げてくる茶々丸。
「ああ、魔法球の方の掃除とかをしてくれてるんだってな。助かってるぞ」
「いえ。皆さんの助けになればと」
「茶々丸は性格がいいな。それに比べて……」
あからさまにエヴァへと視線を向ける。
当然そんな風にされて黙っていられるエヴァではなく、ジト目で俺へと視線を返す。
「何か言いたい事があったらきちんと言ってみたらどうだ?」
「いや、特にこれと言ってないな。それよりも今日も魔法の講習か?」
「ん? ああ。技術班の奴等、物覚えが悪くてな」
溜息と共に呆れたように吐き出すが、ネギとかと比べたりしていないだろうな?
そんな風に思いながら、以前から気になっていた事を相談するのに丁度いいだろうと尋ねる。
「その魔法球なんだがな、もうちょっとどうにか出来ないか?」
「どうにか? 具体的に言え、具体的に」
「簡単に言えば、現状のまま外での1時間が内部で48時間というのはいい。だが、中に入ってる者の肉体年齢を加えないように出来ないかという事だ」
「……お前も大概無茶を言うな。そんな事が簡単に出来るのなら不老不死も……」
俺の方を見て呆れたように口を開いたエヴァだったが、何故か途中でその言葉を止めて何かを考えるようにあらぬ方向へと視線を向ける。
「そう、魔法球の中にいる間に時間の経過を肉体に反映させない。つまりは不老不死になる。……いや、違うな。
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