スーパーロボット大戦OG外伝
0509話
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門的な話にはついていけないからな」
「あ、ああ。……それにしても凄い所だね、ここは」
「さて、まずはこの貴方の病気についてだけど……カルテはこれね。この病状を診る限りでは……」
そんな専門的な会話が始まっているのを横目に、久しぶりに訪れたレモンの研究室を見渡していく。バルシェムの生成チャンバーには、数人の量産型Wが現在眠っており……
「お?」
研究所内を歩いてみて回っていると、ふとどこか見覚えのある数人の人影が生成チャンバーの中で眠るように目を閉じているのを発見する。
まず1人目はクルーゼのクローンでもあるレイ・ザ・バレル。手術着のような物を身につけてチャンバー内に満たされている液体の中で目を閉じている。恐らく意識を失っているのだろうが……酸素マスクっぽいのは無いが、呼吸とか大丈夫なんだろうな?
そんな風に思いつつも、レモンがそんな初歩的なミスをする訳もないので次のチャンバーへと視線を移す。
その隣にいたのは濃い水色の髪をした少年。その隣は黄緑の髪をした少年。そして一番端には金髪をした少女の姿があった。全員がレイと同様に手術着のような物を着ており、チャンバーの中で目を閉じている。その3人が誰なのかは原作知識のある俺にはすぐに分かった。アウル・ニーダ、スティング・オークレー、ステラ・ルーシェ。3人ともガンダムSEEDの続編であるガンダムSEED DESTNIYに出て来る連合軍のエクステンデッド。いわゆる精神操作や投薬により作り出された一種の強化人間のようなものだ。DESITNYが始まるまではまだ2年程あるので、俺の知ってる状態よりも大分幼いが。
……そう言えばロドニアのラボを強襲した時に、エクステンデッドとして育てられていた子供達を保護して治療中だとか言ってたな。ネギま世界の件で色々とあって俺は会う事がなかったが……
いや、だがロドニアのラボで救助された子供達はもっといた筈。何でこの3人だけがここにいるんだ?
疑問に思いレモンに尋ねようとして……フィリオにSEED世界の事を教える訳にもいかないのを思い出す。しょうがない、フィリオとの話が終わってから改めて聞くとするか。
「……アクセル、どうしたんだ?」
俺が熱心にチャンバーの中にいる4人を見ているのに気が付いたのだろう。あるいはスレイも技術者同士の話についていけなくて暇をしていたのか、俺の方へと近付いてくる。
「いや、この4人の治療がどこまで進んでいるのかを知りたくてな」
「ん? レイとかいう少年以外は初めて見るな」
「……レイを知っているのか?」
「ああ。この前レモンにこの施設を案内して貰った時にな。その時はこのチャンバーの中にはこのレイという少年1人だけだったんだが……」
「こっちの3人はレイ程に緊急性は無かったんだろうな」
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