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鉄槌と清風
48部分:47:ファーストアラート
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きく弾き

 「ゼピュロス」

 『貫き』

 高速移動から、練りこんだ風と魔力を叩き込む。

 「風拳・嵐」

 AMFを打ち抜き、正面装甲を打ち抜いて拳がめり込むと同時、練りこんだ風が大型ガジェット内部で嵐の如く吹き荒れ、内部をずたずたに引き裂く。
 拳を引き抜き、爆発を防御フィールドで受けきる。

 「やっぱ、AMFで結構弱くなるな、もちっと考えないとな」

 と、呟き急いでいると

 『ウィンド01に緊急、上部にも大型ガジェットが、ライトニング分隊が苦戦中です』

 との連絡、急いで上へ出ると…エリオが大型のガジェットの触腕で列車外、崖の下へ放り投げられ、それを追ってキャロが飛び降りる所だった。

 「って、何やってんだ」

 『ううん、あれでいいんだよ、離れればAMFは弱くなる』

 「あぁ、なるほどね」

 『そう、使えるよフルパフォーマンスの魔法が』

 落下しながらキャロがエリオを掴み、桃色の光りと帯状魔法陣に包まれ…それを破り、白い竜が姿を現す。
 それに乗りキャロとエリオが復帰し、エリオが構える。

 キャロのツインブーストで強化されたエリオがフリード…白い竜…から飛び出しながら、触腕を切り裂き着地。
 2発カートリッジロードし

 「一閃必中」

 強化魔法で桃色に光る穂先と変換により帯電する槍が突き込まれ、上に向かい切り裂かれる。
 そして、爆発…。

 その間にスターズの方でレリックを確保、列車もツヴァイが制御を取り戻したらしく停止する。
 スターズはレリックの輸送、ライトニングは後続部隊への引継ぎと相成った。

 良彦もライトニングの二人と一緒に残り後始末を終わらせた。



 夜、六課宿舎…良彦とヴィータの部屋では。
 ヴィータは何時ものTシャツ一枚で髪を解いていると言う格好、良彦は普段なら長袖の寝巻きなのだが、風呂上りなのか、シャツと短パンと言うラフな格好だ。

 「あー、結構疲れたな」

 「あの大型か、どんな感じだったんだ?」

 二人の前には皿に乗ったバニラアイスが置かれている。

 「AMFが強いのと、装甲も球形だから砲撃じゃ貫きづらいなありゃ」

 「そうすっと、ベルカ向きの相手っつーことか?」

 「だな、ミッド式であれ倒すのは苦労するだろうな、リミッターかかって無いなのは達なら楽だろうけど」

 「つってもガジェットは基本新人に任せられるようにならねーとな」

 「あぁ、それでだろうな、個人スキルに移るってよ、訓練」

 「そうすっと、あたしも教えねーといけねーな、良彦はどうするんだ?」

 「俺は誰か教えられねー時の変わりだな、どうしても抜けれねー仕事があるときは、俺が交代する
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