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鉄槌と清風
48部分:47:ファーストアラート
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飛び出し、青と橙の光りに包まれる二人。

 「次、ライトニング…チビども気をつけてな」

 「はい」

 ハッチの縁に立ち、下を見る二人、エリオが手を伸ばしながらキャロに声を掛ける。

 「一緒に行こうか?」

 「…はい」

 そのてを握り、キッと顔を上げるキャロ。

 「ライトニング03、エリオ・モンディアル」

 「ライトニング04、キャロ・ル・ルシエとフリードリヒ」

 「「行きます」」

 二人揃って飛び出し、此方も途中で金と桃色の光りに包まれる。

 「んじゃ、行ってくるヴァイス陸曹、ヘリ頼んだ」

 「あい、任せといてい」

 「ウィンド01、八坂良彦、出る」

 青の光りに包まれ、騎士甲冑に身を包んで空を翔ける。
 それぞれ車両に着地した4人は新しいバリアジャケット…それぞれの分隊長のデザインを踏襲している…に包まれている。
 エリオとキャロのいる辺りへ、良彦は降り立ち。

 「おし、行くぞ」

 「はい、キャロ」

 「うん、いけます」

 列車の上を走り出せば、直ぐに内側からガジェットドローンが屋根を突き破り飛び出す。

 「そっち、任せるぞエリオ」

 「了解」

 飛び出した2体のガジェット、片方をエリオの任せ良彦は1体に向かう。
 伸びる触手のようなコードを『捌き』一気に近接…右拳で中心を打ち抜き、バックステップ、直ぐにガジェットが爆発する。
 エリオの方もストラーダの一閃でガジェットを撃墜。

 「中に入るぞ、気をつけろよ」

 「「はい」」

 中にいる大量のガジェットドローンをキャロの支援魔法の援護をうけ、良彦が先陣、エリオが良彦の討ちもらしを破壊していく。
 進んでいき、もう直ぐレリックのある車両と言う場所で…目の前に今までと違うガジェット。

 『ガジェット…新型です』

 車両一杯のサイズの球体が目の前にいる。

 「これは俺が相手しとくから、エリオ、キャロ、上にでてそっちから目標車両に」

 小型と同じコードとベルトのような触腕を伸ばす大型に向き合う良彦。
 エリオとキャロは命令に従い天井を破り上へ飛び出す。

 「さて、あんま時間はかけらんねーな」

 何時ものように左手を顔の前に構え、右手は腰…伸びてくる触腕を『弾き』、一気に接近…右拳を叩きつけるが、AMFにより威力を殺される。
 其処へ殺到する触腕…一旦距離をとれば、目のようなカメラ部分から光学兵器が打ち出される、それをシールドで受け止めつつ、考える。

 「(ある程度の打撃と魔力は打ち消される、か…なら、ある程度じゃなければ良いわけだ)」

 『弾き』、『捌き』ながら、右手に魔力と風を練って行く。
 大型触腕を左手で大
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