暁 〜小説投稿サイト〜
魔法超特急リリカルヒカリアン
無印編
第四話
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は余裕の笑みを浮かべていた。

「強いね。でも、まだまだだ。」

そして、アルフがそう言った直後・・・

〈サイズフォーム〉

光の刃を展開し、死神の鎌のような姿となったバルディッシュを構えたフェイトがなのはの上空から襲ってきた。なのははそれに反応出来なかった。そして、フェイトは彼女の首筋に刃を突きつけた。

〈Put out.〉

すると、レイジングハートが内部からジュエルシードを一つ排出した。

「レイジングハート、どうして…!?」

「きっと、主人想いのいい子なんだ。」

なのはがレイジングハートに抗議すると、代わりにフェイトが答える。

「アルフ、ブラック、ドジラス、ウッカリー。帰ろう。」

「さっすがあたしのご主人様。」

フェイトが帰るよう言うと、アルフは戦闘を中断した。ラピートが強敵だったのか、彼女の身体には細かい傷がチラホラと見える。

「凄いぞ、フェイトちゃん!!!」

「まさに圧勝!!!」

「すっごくかっこよかったよ!!!」

一方、ブラッチャー三人組は歓声を上げていた。そのまま、フェイトは去って行こうとする。その時・・・

「待って!!!」

なのはがフェイトを呼び止めた。すると、彼女はこう答える。

「もう、ジュエルシードには関わらないで。でないと、次は止められないかもしれない。」

「名前!名前を教えて!!!」

「・・・フェイト、フェイト・テスタロッサ。」

なのはに名前を聞かれ、答えるフェイト。そして、なのはが自分の名前を言う前に飛び去ってしまった。

「待て!!!」

「逃がすか!!!」

それを見て追おうとするのぞみとひかり隊長。だが・・・

「待たれよ。」

ラピートがそれを止めた。

「どう言う積もりだ、ラピート!!!」

当然、ひかり隊長はラピートを問い詰めた。すると、彼はこう答える。

「この勝負は既についている。ゆえに、これ以上の戦いは無意味。」

「その通り!今回は正真正銘俺様達の勝ちだ!!!」

「ついにやりましたね、親分!」

「わーい!勝った勝った〜!」

それに乗じてブラッチャー達が自慢げに言った。さらに、ブラックエクスプレスが宣言する。

「次のジュエルシードも俺様達が頂くぞ!!!」

そして、そのままフェイトを追う形で飛び去って行った。

「なあ。こう言う時は何て言いながら飛んで行けばいいんだ?」

「そう言えば、いつもやられて『おぼえてろよ〜!』でしたからね。」

「勝った時何て言うか考えた事無かったよね〜。」




「行っちゃった・・・」

飛び去って行くフェイト達を眺めるなのは。すると、のぞみが彼女に声を掛けた。

「な
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