『"Cannibal Candy"』
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本の国よりやってきた《機巧魔術師》達の、最初の事件だった。
――――それを見るクロスの両目が、虹色に輝いていた。
「――――魔術回路、《金剛力》、か」
クロスが見ていたのは、夜々の行使した魔術回路の情報だ。様々な魔術回路の情報が、《彼》の《本》に記録されていく。
《金剛力》。《雪月花》が一体、《月》の夜々に積まれた魔術回路。『金剛』の名が示す通り、ダイヤモンドのごとき強度によって、鬼神のような戦闘力を発揮する、最強クラスの魔術回路だ。
「東洋の機巧技師が作りし最高傑作、か。これからどのように成長していくのか……《見させて》もらおうか」
くっ、と笑う《彼》の両目が、次第に色を薄れさせ、東洋人特有のこげ茶色の瞳へと変わっていった。
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