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FAIRY TAIL 魔の天才
悪魔の島に魔の天才が上陸!
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然の事に驚き、ルーシィは驚きのあまり叫んだ
カイトはすぐに落ち着きを取り戻しメイルを背負う
ルーシィは先ほどから抱いていた質問を至極簡単に口にした

「カイトさんって()()なんですか?」
「「「!」」」

その言葉を口にしたルーシィにエルザ、ハッピー、メイルの二人と一匹は焦った顔をする
何の事かわからないルーシィにカイトはあくまで穏やかに声をかけた

「君がルーシィか・・。俺の事は呼び捨てで良いよ
さて・・・エルザ!」
「な、なんだ?」

エルザがやや焦ったように問う

「俺はマカロフからお前ら全員を無事連れて帰って来いと依頼を受けたからお前ら全員の身の安全は保障しようだが、ガルナ島での仕事に関しては手伝うつもりはないお前達で解決しろ」
「あ、ああ」

エルザは歯切れ悪く返す
なぜなら、エルザは彼に手伝ってもらえるなど考えていなかったからだ
カイトは頼まれたこと、すなわち依頼は絶対に放棄しない
どんなに小さくても、たとえそれで世界を敵にしても彼は依頼を絶対に放棄しない
その代り、彼は人の仕事に手は出さない。ヒントを出すことはあっても手を貸すことは決してない
カイトは穏やかな口調のまま背負ったメイルに声をかけた

「行くぞ、メイル」
「うん!」

メイルは元気よく返事をする
カイトの足元の砂が少し舞い上がり、ルーシィが瞬きをして目を開けた時にはカイトとメイルは
そこにいなかった

「あ〜あ、置いていかれちゃったか」

緊張感のないヒールが呟く
しばらくしてルーシィはエルザとハッピーそして彼が置いて行ったヒールに訊いた

「わたし何かまずいこと訊いた・・・?」

エルザとハッピーが答えずらいことが分かっていたヒールは答えた

「詳しいことは君達にはまだ教えられないけど彼に何者か訊くのはやめてあげてくれないかな
・・・自分が何者なのか、その"答え"を一番欲しているのはカイト自身だから」

ルーシィはヒールが何を言っているのか解らなかった
だが、その質問が彼を不愉快にしてしまっていることは解った
ただ、とヒールは続ける

「解らなかったんだから仕方ないよ
カイトもそのことは十分分かってるはず。でも、いくら分かっていても全ての感情を殺すことなんて
人間にはできないよ
どうかカイトを嫌いにならないでほしい」

ヒールは頭を下げる
ルーシィは

「うん!」

元気に答えた



時は少し遡りルーシィの目の前から消えたカイトとメイル


「こんな風に一緒に飛ぶのも三年ぶりだね、カイト!」

本当に楽しそうに話し掛ける

「ああ、そうだな」

一見不愛想に聞こえるがその顔は笑っている

「三年ぶりなんだからもっと
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