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FAIRY TAIL 魔の天才
悪魔の島に魔の天才が上陸!
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ハッピー。カイトって誰?」

ハッピーは何処からか出してきた学者帽をかぶり説明を始めた

「あい!カイトっていうのはオイラ達と同じ妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だよ!
エルザと同じS級魔導士でエルザやナツが全く敵わないんだ!
皆が言ってるオヤジ≠チて人と同等だって噂だよ。実際に戦ったことはないけど」
「うっそー?!」

ルーシィが驚いたのはナツはともかくあのエルザまで倒してしまうほどの魔導士だということにだ
しかし、そこで疑問が生まれたその疑問を問いかける前に目の前の木がなぎ倒され一人の男が現れた

「あー・・・疲れた・・・」

疲労十分という顔をした男性にルーシィは3つの点で驚いた

まず一つ目はその容姿
肩ほどまである青い髪。前髪から微かに見える目は紅くナツほどではないがややつり目
顔は小顔で誰が見ても美形だ
そして、黒のロングコートに身を包んでいるその姿はとても美しかった

二つ目は彼の状態だった
この島の植物にあれだけの速度で突っ込んできたなら傷がついているのが普通だ
しかし彼には傷どころか衣服に乱れはなく、草木は一切ついていない
さらにルーシィの目の前の木は彼の通ってきた場所を空ける様に左右に折れていた

三つめは彼の魔力だ
普通大きな魔力を持つ者の魔力は押しつぶすような圧力があるものだが、彼の魔力は押しつぶすような
圧力はなく、かといってふんわりとした優しい魔力でもない
それでいてナツやエルザよりも魔力量は圧倒的に多い

まとめるとルーシィはカイトに対してある感情を抱いた

(カイトさんって何者・・?)

ルーシィが考え事をしているとハッピーがカイトに話し掛けた

「ねえ、カイト。ヒールいる?」
「おお、ハッピー。大きくなったなー。ヒールならここにいるぞ」

カイトは自分の後ろを指さした
首を傾げながらルーシィは尋ねる

「ここ・・って何もいないですよね?って、うわ!」

最後のは、カイトの後ろから猫が顔を出したからだろう
しかしルーシィのことなど気にせずにハッピーとヒールは話を続けた

「ヒール。例の物は?」
「勿論ありまっせ」

どこかの映画の密売者の様な黒のスーツとサングラスをかけて遊んでいる猫二匹にカイトは呆れ半分に
問う

「君ら毎回どこから衣装取り出してるの?」

その問いに答えはなくカイトは溜息を吐く

ルーシィはある疑問を抱いた
エルザがカイトを恐れるのは彼の強さゆえだろう。だが、なぜメイルは喜ぶのか・・・そして、なぜハッピーは彼の事を恐れていないのか
訊こうとしたところでずっと大人しくしていたメイルが突然カイトに抱き付いた

「カーイト!」
「うわっ!」
「ええーーー!」

カイトは突
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