第2話
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む…すまぬ…次からはそうしよう…多分」
成政「ふぅ…やっと追いついたー!殿ぉ勝手に行かないでくださいよぉ」
利家「わんわん!本当に追いついてよかったー!私達ここに来るまでに久遠様の死体がどこかに転がってるんじゃないかってヒヤヒヤしてたんですよー?」
一益「にゃふふ〜?まぁでもぉとりあえずこうやって追いついたんだし〜とりあえずは一安心ですぅ♪…ここに来るまでの壬月様の顔は怖かったけど…」
信長「三若も大義。これで何人になる」
勝家「およそ千人ってところでしょう。しかし殿よくぞご無事で。ここに来るまでに本当にヒヤヒヤしましたぞ」
信長「すまぬな。気を見て動かねば戦況は変えられぬ。だから我は動いた。そしてお前たちが来てくれた」
長秀「それに近頃この尾張に鬼が出現していますれば、それにやられている可能性もありましたからね」
信長「鬼に怯えていても仕方があるまい。鬼にやられるか、閉じこもって今川に各個撃破されるよりははるかにマシであろう?」
そんな会話をしながら馬を歩かせていると、段々日が昇り、時間は辰の刻(およそ午前9時)辺り。いよいよ出陣の時。
信長「者共!これより今川の陣まで進軍する!」
将兵「応!」
勝家「進軍!全軍駆け足!」
千の兵は隊列を組み、早足で歩みを進んでいく。すると複数の兵士がやってきた。
兵士「申し上げます!」
勝家「何事か!」
兵士「はは!丸根、鷲津両砦!陥落した模様!落としたのは、松平元康殿とのこと!」
信長「ほう…葵が来ておるのか…そう言えば葵は今川の人質であったな」
長秀「もう…そんな落ち着き払っている場合ではございませんよ久遠様。葵殿も来ているともなればこの戦、苦戦は必須でしょう」
信長「ふむ…皆の者!その命!余に預けよ!」
兵士「「「応!」」」
丸根、鷲津砦が落ち、軍に緊迫が走る。将も兵も決死の覚悟を決めているのであろう。その目は一人でも多く、今川の兵を道連れにしよう…そんな目である。
今川本陣 田楽狭間
沓掛城を出発した今川は次に大高城に向かうため歩みを進め、田楽狭間という窪地に差し掛かっていた。その時、丸根砦、鷲津砦を攻めていた松平衆の兵がやってきて、義元のそばで跪く。
松平兵士「申し上げます!我等松平衆!丸根砦、陥落いたしました!」
義元「うふふ♪葵ちゃんがうまくやってくれたのね♪三河武士はただの田舎侍だと思っていたけど、まぁ葵ちゃんの下には、綾菜ちゃんや歌夜ちゃんっていう猛者がいるし、悠季ちゃんって切れ者もいるし、これくらいやってもらわないとね〜♪」
するともう1人、兵士がやってきて報告する
兵士「申し上げます!丸
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