暁 〜小説投稿サイト〜
神の子は世界を巡る《緋弾編》
〜第1部『原作前』〜
第T章 人工天才
第003弾 「試合」

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2001年 12月 9歳


あれから四年ちょいたった。時間が流れるのは早いな−(棒)
ま、そんなわけで俺は今日も今日とてサ−ドと共に訓練施設へ向かう。
訓練施設の中ではいつもどおりレン博士が、待っていた。

GV(ジ−サ−ド)GW(ジ−フォ−ス)君たちには今日『ドレスレスリング(Drestling)』を行ってもらう」

「たしか、実戦に近い着衣レスリングだったかぁ」

レン博士の言葉にサ−ドがそう答える。

「あぁ・・グロ−ブを着け、リングに上がってくれ」

レン博士の言葉に従い俺とサ−ドはグロ−ブを着けリングに上がった。

「決着方法は、KOまたはタップアウト(ギブアップ)のみタオル投入等のTKOはなしだ。時間無制限、目突き(サミング)噛みつき(バイティング)はなし。あとはなんでもアリだ。」

「では、この試合は通常ル−ルで行う。両者グロ−ブを合わせろ」

「試合・・開始」 カァン

レン博士のゴングと共にサ−ドの打撃が俺の顔をめがけて飛んでくるが、それをギリギリで回避し、距離をとる。

「逃げてちゃ勝てねぇぞ、フォ−スゥ−ッ!!」

「どこの狂戦士だ、お前は!?」

俺は軽口を叩きつつ、距離を詰めてきたサ−ドから繰り出されるフックをかわし、カウンタ−で顎に掌底を決める。

「決まったッ!!」

「そお言うセリフは、生存フラグだぜ。フォ−ス」

そお言いながら掌底を耐えきったサ−ドは俺の頭をつかみヘッドバットの態勢に入る。

「え−っと・・・あんまり痛くしないでね☆」

「保障できね−なッ!!」

−−ガスッッッッッッッッ!!
サ−ド(石頭)のヘッドバットが頭に決り俺はブラックアウトした。






「ん・・・」
頭に固い何かを感じながら起きるとサ−ドの顔があった。・・・・・・・は?

「よお、起きたかフォ−ス」

俺はなぜかサ−ドに膝枕されていた。

「とりあえずサ−ド」

「何だ?」

「死ねぇぇぇぇぇぇ!!」

俺はサ−ドの太ももから飛び起き顔面にシャイニングウィザ−ドを決めようとするが、サ−ドはヒラリとかわす。

「なにマジ泣きでキレてんだ?」

「泣くはボケェ、何で初めての膝枕を男になんかに奪はれなきゃいけねんだよ。もうお婿にいけないよサラえもん(泣)」

「膝枕なんて小さいころに、サラに何度もされただろが」

「サラは、母親みたいなもんだからノオカンだ!」

「はぁ・・わけがわかんねぇ。今日の訓練はもう終わったから俺は部屋に帰るぞ」

サ−ドはそお言いながら訓練施設を出て行った。

「俺の初めてぇ・・」

俺は訓練施設で一人めざめざと泣いた。


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