〜第1部『原作前』〜
第T章 人工天才
第002弾 「訓練」
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1992年 8月 0歳
俺が泣いていると、部屋の外から声が聞こえた。
「サラ君、君が新しく担当することになった製品、GWが目覚めたそうだ早く回収しに行ってくれ」
「あ、はい。分かりましたレン博士それではまた」
「・・ああ」
といった、どうでもいい会話が聞こえた後に部屋のドアが開き白衣を着た一人の女性が入ってきた。
「おはようフォ−ス、私の名前は牧瀬・K・サラよ。これからよろしくね」
「ば・・・ばぶばぶば!?(え・・・何で緋弾で牧瀬プリン!?)」
そお言いながら牧瀬プリンは保育器から俺をだし抱き上げた。
そして俺はまんべんの笑みで。
「ば・・うあうあ-(後・・十年は戦える?)」
「ん?そんなに抱っこが気にいったの?」
「だう!!(はい!!)」
「そう、サ−ドとは大違いね。今から私達の部屋に行くからちょっと大人しくしててね。あぁ・・そうそうサ−ドて言うのはね、一か月前に産まれたあなたのお兄ちゃんよ」
「ばう・・ばう(なん・・だと)」
俺はサ−ドやキンジが兄だ言う現実に打ちのめされつらくなり、牧瀬プリン腕の中で寝てしまった。
1977年 4月 4歳
あれから五年たった。・・・いや皆も俺のグダグダ赤ちゃんライフなんて見たくないだろ?
まぁ・・五年間あったことは、X(金女)が産まれ家族が増え、俺とサ−ドが英才教育(物理)受けたことぐらいだ。ま、教育に関しては元々もの覚えがよかったし見稽古もあったから何とかなったが、今日から始まるのはシャレにならん。
「おい、フォ−スなに黄昏てんだ。さっさと逝くぞ」
「いや、字違うだろ。てか訓練なんてしたくない。サ−ドと違って俺、超人じゃないし」
「なに言ってやがる、お前も十分超人的だ。つか俺達は、完璧な人間兵器なんだからこの程度の訓練耐えれるに決まってんだろ」
そんな事を言っていたらサ−ドが俺の首根っこをつかみ訓練施設まで引きずって行った。
今日も訓練施設の中には訓練に耐えきれず死んでいった製品が転がっていた。
「GV、GWすまないが、少し待っていてくれ。ゴミのかたずけが、まだ終わっていなくてね」
「いえ、少し前に来た我々が悪いのでお気になさらず」
俺がそお言うとレン博士は。
「あぁ・・そうか。今日は44口怪銃の耐衝撃訓練、耐高温・低温訓練、最後に射撃訓練だ。励みたまえ」
「「はい」」
とサ−ドと共に返事をし、今日もクソッタレな訓練が始まった。
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