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ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第35話 肩の力を抜こう。ぬこぬこ?
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絡的な意味で)まあ、前日に言われても無理な物は無理ですね。
しかしこれで、お出かけでは無く視察に化けましたね。まあ、良いか。
と言う訳で、ドナのマンティコアでドゥネン村にやって来ました。マンティコアを村の外に待機させ、村に入ると当然のごとく奇異の目で見られました。
「注目されていますね」
私の呟きにドナが頷き、ティアが目で肯定しました。
「ギルバート様。やはりその格好が問題と……」
ドナが、言いにくそうに指摘して来ました。そんなに変でしょうか? 一部例外を除いて、貴族としては普通の格好をしています。その例外が、お腹に付けた自作の特大ウエストポーチです。中には、カンガルーよろしくティアを入れています。時々顔を出す姿が……。もう、有袋類万歳です。
……トリップしている場合じゃないですね。
「取りあえず村長に挨拶してから、村の様子を見させてもらって、お土産に新鮮な魚でも買って行きましょうか」
「……そうですね」
ドナの返事を確認して、適当な村人に村長宅を教えてもらおうとした所で、ティアが袋越しに私のお腹をフニフニ押している事に気付きました。視線を落とすと袋から首だけ出して、めっさ期待のまなざしを向けるティアの姿が……。なんか、涎が垂れている様な気がするのは気のせいでしょうか?
「解りました。ティアの分も買ってあげます」
約束すると、ティアは満足そうに私のお腹に顔をこすり付けます。
「あの……貴族様」
不意に話しかけられ、声のした方を確認すると一人の老人が居ました。
「私は、ドゥネン村を預かっている村長のロロと言います」
「ドリュアス家嫡子、ギルバート・ド・ドリュアスだ」
あっ……村長固まっています。
「私は塩田設置の責任者をしている。塩田の設置作業が一段落したので、後学の為付近の領民達の生活を見ておこうと思い、こうして見て回っている所だ」
「は はぁ」
村長。早く再起動してください。
「と言う訳で、この村の生活を見せてもらいたい。案内を頼めるか?」
「は はい!! ご案内します!!」
村長はガチガチになっていますね。まともな話が聞けるか、心配になってしまいます。そんな村長に案内されて、村の主要施設を紹介してもらいます。畑・井戸と手押しポンプ・屯田兵詰所兼寺子屋・漁港と魚の加工場の順でした。私の心配とは裏腹に、二つ目の井戸と手押しポンプを紹介してもらう時に、村長は落ち着いていました。しかし、気になる事があります。
「村長」
「はい」
「村民達なのだが、女子供ばかりなのは何故だ?」
「出稼ぎに出ているのです」
出稼ぎと言う言葉に一瞬考えてしまいましたが、すぐに思い当たる事がありま
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