暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第35話 肩の力を抜こう。ぬこぬこ?
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ますか?」
「ぬぬ……。確かに言い切れんの」
良し。ここで畳みかけます。
「そこで先程の提案に戻ります。コントラクト・サーヴァントせずに、私と一緒に居てくれませんか? もちろんその間の衣食住は保証します。そちらから見れば、私が主として相応しいか判別する機会が出来るだけです」
「……そう言う事なら良かろう。吾にとって不都合など無いからの」
……何故か詐欺師になった気分です。まあ、良いか。こちらにリスクはあっても、黒猫側にリスクはありませんから。このままずるずると、トリステイン魔法学院の使い魔召喚の儀まで引っ張れば良いだけです。本当に縁があるなら、その時にもう一度この子が召喚されるでしょう。
この時私は、気軽にそう考えていました。
……それが後に、とんでもない事になるとも知らずに。
黒猫との出会いから、一晩明けました。私は黒猫と一晩中話をし、結局一睡も出来ませんでした。黒猫の正体を聞いた時には、正直引きました。いえ……ドン引きしました。ラインメイジの私に、如何してそんな高位の存在を呼び出せるか不思議でたまりません。そこで自分の力を確認したところ、なんとトライアングルメイジになっていました。何時の間にと思い、良く思い出してみると……。
……裸コート。……何故?
首を左右に振り、もう一度落ち着いて思い出してみました。
しかし、唯一出て来たのが……裸コート万歳!!
私の頭の中に残ってる記憶は、ただそれだけでした。私はこの事実に頭を抱え、悶絶する羽目になりました。そんな私を慰めてくれたのは、黒猫……いえ、ティアでした。
黒猫の話を聞き、思いついたのがこのティアと言う名前でした。由来を話した時の黒猫の反応は、正直面白いの一言です。まあ、結局この名前を気に言ってくれた様なので、私的には問題無しです。
それよりも、もう朝食の時間ですね。
「ティア。そろそろ朝食の時間ですよ」
「うむ。では朝食の後に、吾は一眠りするとしようかの」
羨ましいです。朝食の後の私には、流下盤《錬金》地獄が待っているのに。
「主よ。如何したのじゃ? 不満そうな顔をしおって」
「私は朝食を食べたら仕事です」
「ぬ……それはすまんの。吾の身は猫じゃ。自由にさせてもらおう」
くぅ。……本当に羨ましいです。
「なら餌も残飯で良いですね」
「……主よ。吾は待遇改善を要求する」
私は余裕の笑みを浮かべました。しかしティアの方が、一枚上手だった様です。
「主は吾の事が嫌いなのか?」
ぐぅ……まるで私が苛めている様な雰囲気が。
「……解りました。撤回します」
私の返事に、ティアは嬉しそうに尻尾を立てます。やはりティ
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