暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第35話 肩の力を抜こう。ぬこぬこ?
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。細くシャープな体つきなのに、毛並みが物凄く綺麗で柔らかいのです。


 ……もふもふです。

 ……もふもふの、もっふもふなのです。

 ああ……堪りません。この美人ヌコさん完璧です♪ 最高です♪

 ふわふわのもこもこです〜〜〜〜♪


 幸せのあまり頬が緩んで、顔が勝手にニコニコと笑い出してしまいました。そんな私は傍から見ると、物凄い不気味に見えるのかもしれません。部屋に戻る途中で何人かとすれ違いましたが、硬直した上に驚いた様な表情で私の顔を凝視するのです。その様子に「見せ物じゃないぞ!!」と言ってやりたくなりましたが、今の私は機嫌が良いので見なかった事にしてあげます。

注 年相応に笑うギルバートを見て、物凄く驚いているだけです。しかも、黒猫と言う小動物(オプション)付き。周りから見ると、同一人物に見えません。これも普段の行いと言えるでしょう。

 引き続き幸せに浸りながら歩き、肉球に思いを馳せていた所で部屋に到着しました。黒猫をベットの上に降ろし、扉にロックと部屋にサイレントの魔法を掛け、盗み聞き出来ない様にします。

「これで準備完了です」

 私はそう言いながら机から椅子を運んで、ベットの前に座りました。

「聞き耳は封じたので、もう喋っても大丈夫ですよ」

「何故? と、聞いての良いのかの」

 まあ、当然の質問ですね。

「この国には、珍しい生き物を調べるのが好きな人達がいるのですよ」

「……ほう。それで?」

「知られると、捕まる可能性があります。そうで無くとも、引き渡せと五月蠅いです」

 猫の表情は良く分かりませんが、瞳孔の動きと尾の様子で何となく解ります。……少し、怒ってますね。

「ほう。……で、引き渡されたら如何なるのじゃ」

「体中調べられます」

「それから?」

 不機嫌度少しアップですね。

「サンプルを取られます。毛とか血とかですね」

「それから?」

 不機嫌度更にアップ。

「得体の知れない薬を飲まされると思います」

「なるほど」

 ……尻尾が膨らんでますね。逆に喧嘩売りに行きそうな勢いです。

「最後に解剖されて、ホルマリン漬けにされます」

「……かいぼー? ほる……ま…………」

 何だかキョトンとしています。(めがっさ可愛いです)しかしこの様子では、言葉の意味は知っていても、頭で理解出来ていない様です。

「腹を裂かれて、内臓を取り出されて……頭の中身も」

「や 止めぬか!!」

 どうやら本気で怯えているようです。耳を畳み、プルプル震えています。

 ……やっぱり可愛いです。

「バレ無ければ大丈夫ですよ。但しバレたら、庇い切れる保証はありませんよ。昔の話
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