スーパーロボット大戦OG外伝
0508話
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大尉と呼んでいるが……まぁ、この辺はいずれ慣れるまでもう少し掛かるんだろうな。
「ああ。ここがホワイトスターだというのは間違い無い。オウカ、お前も教導隊に所属していたのならその名前くらいは聞いた覚えがある筈だ」
「当然です! だってこれは……エアロゲイターの!」
「そうだな。エアロゲイターが地球に攻めてきた時に使った要塞だ。それを最後の最後で俺が奪った訳だ」
「奪ったって……どうやってですか?」
今だ混乱しつつも尋ねてくるオウカに、再び空間倉庫を展開する。
「これでだ。この空間倉庫は収納出来る大きさに制限がない。……まぁ、生き物を収納出来ないという制限はあるがな」
「そんな、これ程の大きさの物を収納したというのですか……?」
「ああ。もちろんこれ程の大きさの物を収納したのは後にも先にもこのホワイトスターだけだがな」
次点ではジェネシスの本体の方だが、純粋な大きさや質量と言う意味ではホワイトスターの方が圧倒的に上だろう。
「ちなみについでに教えておくと……ここがどこだか分かるか?」
「え? そう言えば確かにホワイトスター程の移動要塞が見つかったという話は聞きませんが……ヘルゲートのようにステルスシェードを張っているんでしょうか?」
「いや、残念ながら違うな。そう言えばインスペクター事件の時に俺達とアインスト空間で分かれたが、あれからどうなったか教えてなかったな?」
「え? ええ、確かにそうですが……何を急に?」
突然話題を変えたのに戸惑ったような視線を向けてくるオウカ。
「その答えがここだよ。正確に言えば、このホワイトスターが今ある空間。即ち、次元の狭間だ」
「……ほ、本当ですか?」
「ああ。俺がお前に嘘をつく筈が……」
そこまで告げ、自分のこれまでの言動を思い起こし。
「いや、今の所は嘘をつく必要は無いというのが正しいか」
苦笑を浮かべてそう告げるのだった。
「アクセル、話はそのくらいにしてとにかく兄様を……」
俺とオウカの会話を聞いていたスレイがそう声を掛けてくる。
そうだな、いつまでも目と耳を塞いだ状態のままって訳にはいかないか。
「分かった。もうフィリオを自由にしてもいいぞ。ただし、ここがホワイトスターであるというのは決して口にしないようにな」
俺のその言葉に全員が頷き、スレイがフィリオから耳栓やアイマスク、手首を固定していたガムテープを外していく。
その様子を見ながら量産型Wを呼び、レモンとの連絡を取らせる。
『あら、アクセル。お帰りなさい。こっちに戻って来たって事は一段落付いたのかしら?』
「ああ。大体の件は片付いた。それで予定通りにフィリオを連れてきたから、病気の治療について話してくれないか?」
『ええ、構わない
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