スーパーロボット大戦OG外伝
0508話
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が驚きの声を上げて俺の方へと視線を向けてくる。
そうか、そう言えばスレイは魔法についてとかは知らなかったか。ムラタはその身で魔法やら気やらの洗礼を受けているが。
「そうだな。他にも色々とあるが……まぁ、それは近い内に教える事になるだろう」
「分かりました。きちんとシャドウミラーの人の信頼を得たら教えるという事ですね?」
いや、そこまで厳格に決めてる訳じゃないんだがな。まぁ、本人がそれで納得するのならそれでもいいのだろう。
「さて、詳しい話は本拠地に戻ってからだ。行くぞ。……あぁ、お前達はこのまま警備を続けていろ」
「了解しました」
確認の為に姿を現した量産型Wへとそう命じ、倉庫の中へと入っていく。
尚、フィリオに関してはスレイが肩を掴んで一緒に歩いている。スレイ本人としてはフィリオの扱いに不満があるのだろうが、かと言ってまだ完全にシャドウミラーに所属すると決めた訳でもないので文句を言えないといった感じか。
そんな状態で倉庫の中に入ると、まず一番最初に目に入ったのは3m程の大きさの機械の塊だった。……いや、正確に言えばこの倉庫の中にあるのは機械の塊であるゲートだけだというのが正解なんだが。
「アクセルさん、あの機械は?」
「俺達の本拠地に向かう為の転移装置だな」
「っ!? 転移装置ですか!? いえ、そう驚くような事でも無いのかもしれませんね。確かにシャドウミラーでは転移装置を実用化していたのですから、量産するのもそう難しくはないでしょう」
納得するオウカ、無言で佇むムラタ、目と耳を封じられているフィリオ。そのフィリオの補助をしているスレイ。その4人へと視線を向けてからゲートシステムのスイッチを入れる。そして生成される光の繭が俺達全員を包み込む。
「ア、アクセルさん。これは一体!?」
初めて見る現象に戸惑ったような声を上げるオウカ。それに答えたのは俺ではなくスレイだった。
「安心しろ。これは転移フィールドだ。すぐに転移が完了する」
「転移フィールド、ですか。……分かりました」
ハガネから脱出する時に一緒だったのが影響しているのか、スレイの言葉を聞き安堵するオウカ。そして次の瞬間ゲートシステムが起動し、転移フィールドごと俺達はホワイトスターの中へと転移が完了しているのだった。
「……ここが、シャドウミラーの本拠地ですか。どこかの要塞……でしょうか?」
周囲を見回すオウカの方へと振り返り、笑みを浮かべながら口を開く。
「さて、オウカ。ようこそシャドウミラーの本拠地、ホワイトスターへ。俺達はお前を歓迎する」
「……え? ホワイトスター……ホワイトスター!? アクセル大尉、ここがホワイトスターって本当ですか!?」
興奮しているオウカの口調は、再び俺を
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