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平穏な日常の終わり
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強力なオルフェノクになれるだろう。なに、記憶も残るし人間だった頃よりも気分が優れるぞ?お前が最後の一人だ。
選択肢を与えてやろう。ここで完全に死ぬか。オルフェノクになるか。」
なに笑ってんだよ。
お前らが日常を壊したのか。
俺らはお前らに何か悪いことでもしたのか?何もしていないじゃないか?俺たちを人質に飽き足らずまだ俺たちを苦しませたいのかよ?
俺はこんな奴らに殺されてオルフェノク化になれと?ぶさけるな??
お前らは俺の大事な人を殺した。
「返せよ…」
【standby】
力なんてない。普通の人だ。
化け物を倒せる力なんてない。
じゃあ何でこんな玩具を使って戦おうとしているんだ?
信じたい。普通ならこの玩具で戦うなんて馬鹿げている。

頼む神様。
俺はどうなってもいいです。
力が欲しいです。
こいつらを薙ぎ倒す力が欲しい。
これが最後の賭けだ。
このベルトが力になるかそれも叶わないのか。
もしこの世界がフィクションでこのベルトもフィクションで変身が可能ならそうでありたい。
「美香を返せぇぇぇぇ?」
【complete】
そしてこの時俺は





人間を辞めた。


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