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るとまずいって考えかな」
ある程度小刻みにストラーダを突き出すエリオ、その突きを『弾き』『捌く』、金属同士が擦れる音が何度も響く。
スバルのリボルバーナックルをヴィータはアイゼンの柄の部分で器用に受け流している、蹴りはかわし、時には飛び退る事もある。
「でも、これじゃ1対1が2組だよな、だから…ヴィータ」
「あいよっ、いつでも」
掛け声と共に、ヴィータが反撃へ、アイゼンでスバルの疾走してくる所を殴る、シールドで受け止め一瞬動きが止まる。
エリオの突きをスバルの方向へ『弾き』、柄を掴んで体勢を崩させ…ストラーダごと、背負い投げ、エリオに風を纏わせて吹き飛ばす。
その先は、動きの止まっていたスバルの背中、ドンッという音と共に、二人の体勢が崩れる。
「こいつで…」
「…しまいだ」
赤と青のロープ型バインドが、スバルとエリオを纏めて縛り上げる、それを確認し。
「はい、そこまでー、お疲れ様、スバル、エリオ」
なのはがストップを掛けて、終了。
バインドが解かれ、地面に投げ出される二人。
「どうだった?」
「えっと…あの動きって相談とかしたんですか?」
「してねーぞ、念話もな」
「じゃぁ、なんであんな動きを?」
「まぁ、相手に対する信頼と信用かな」
良彦の問いにエリオが疑問をあげ、ヴィータが答えそれに更にスバルが、と続く。
「お互いの動きを良く知るからできるって事ですか?」
ティアナが問いかける。
「そういう事だ、さっきだってティアナとスバルなら俺らももっと苦戦したと思うぞ?」
「お互いを知れば、動きが見える、そうすりゃ自分がどうすれば他の人がどうするかわかる、あたしが前居た小隊はそんな感じだったな」
「それじゃ、お互いちゃんと話し合ったり、一緒に訓練を繰り返せばいいんですか?」
「ま、そういう事だ、今は簡単にあしらわれてももっとちゃんとコンビネーションを覚えれば、てこずるだろうしな」
キャロの問いに答え、ぽんと頭をなでてやる。
「まぁ、個人戦がしたいなら言ってくれりゃ、俺は時間ある限り受けるからな、後体裁きとかなら相談に乗れる」
「あたしの方は、個人の指導までは無しな、隊長が掛かりっきりな分書類多いんだよ」
「えへへ、ありがとうね、ヴィータちゃん」
良彦、ヴィータがそういってなのはが微笑む。
「それじゃ、休憩中悪かったな、訓練頑張れよ」
「んじゃな、夜にでもアイス食わせてやから楽しみにしとけ」
新人4人にそういって、青と赤のちっちゃい三尉二人は歩き去って行く。
新人達は先ほど言われたことを実践するかのようにお互い会
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