暁 〜小説投稿サイト〜
転生者達による神世界開拓記
真・恋姫
第十七話
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初


 「うぅ〜白蓮ちゃんの家はまだかな〜……?」

 「あー……その事なんだがな桃香」

 「ふぇ?」

 「桃香、お主方向が逆じゃぞ」

 「……えぇ〜〜〜〜〜!?」



 ムンクの叫びみたいな顔になってんぞ!?



 「にゃははは……」

 「桃香お姉ちゃん……」

 「そんな目で見ないで……ぐすん」

 「俺達は今呉にいる。袁術の領土だからあまり長居したくないな」



 袁家の良い噂って聞いた事無いし……ていうか蜂蜜ってこの時代にあるもんなんだな。



 「お……あれか?」

 「村じゃなくて城砦みたいじゃの」

 「初めて見たね」

 「うんうん」



 完全に横○三国志に出てくる砦だった。



 「早く入らないと門閉められるな」

 「えーっ!?」

 「それじゃあ急ごう!」

 「あ!ちょ、待つのじゃ!」

 「待って〜!」

 「はぁ……桃香」

 「うぅ……?」

 「何時までも落ち込んでないで行くぞ。失敗は次で取り戻せ」

 「……分かりましたお師匠様」



 そう言ってサクラ達を追う桃香。俺もそろそろ行くか。





 〜〜〜〜〜〜





 「やっと着いた……」



 見知らぬ城下町で一息吐く俺達。ここはまだ黄巾党の被害を受けては無い様だ。



 「もうへとへとだよ〜……」

 「うにゃ……」

 「もう少しの辛抱だぞお主ら」

 「宿までもう一踏ん張りだ」

 「「「は〜い……」」」



 のそのそと歩く三人。それはゾンビを彷彿とさせるものだった(笑)



 「永巡」

 「何だネロ?」

 「人倒れではないかあれは?」

 「はぁ?」



 ネロが指差した方向を見ると確かに飲茶のポーズで倒れている女の子がいた。



 「どうするのだ?」

 「……取り敢えず拾っておこうか」



 サクラと同じ位の背丈をした少女を担いで宿を目指す。言っておくけど誘拐じゃないからね!?



 「お兄ちゃ〜ん!」

 「見つけたみたいだな」

 「余達も急ごうぞ」



 ネロが急かすので走ってさくらの元へ向かった。この少女意外と軽いな。





 〜〜〜〜〜〜





 飯も終わって月が昇り切りそうな時間。俺は宿の外で月を見ていた。



 「永巡よ、何をしているのだ」

 「月を見ていた」

 「月か……そなたは良く空を見ているが何かあるのか?」



 ネロの質問に内心びっくりした。無意識に月を見ていた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ