アニメ開始前 〜白亜9歳〜
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
不明になり、一旦作戦を中止してどうするか考えていたらしい。
「そのうち、また向こうに戻るのかもね」
「かもしれないな」
その日は、砦でご飯をみんなと一緒に食べていた。
その日の夜、急に足元が光り始めた。
どうやら、戻るみたいだ。
今、この場にはジェノワーズ(2人の名前は教えてもらった)とガウルと僕だけだ。
「どうやら、時間みたいだね」
「そうか・・・思ってたより早かったな」
「せやな、なんかあっさりやわー」
「ね〜。もっと遊びたかったな〜」
「・・・」
「・・・ノワちゃん?」
「・・・ゃ・だ・・・」
「どうしたの?」
「行っちゃやだ!もっと一緒にいようよ!」
「ノワ!?お前何言ってんだ!?」
「せやで!そないな無茶苦茶ができるはずないんやて!」
「だって、もう会えないのはやだよ!」
「ノワちゃん、じゃあこれをあげるよ」
「・・・これって」
「うん、僕のお守り。いつか君にまた会いにくるっていう約束の証」
「わかった、ずっと大事にするね。待ってるから・・・だから」
「ん?」
「私からも、これ」
渡されたのは、ノワちゃんの使ってた2本の短剣。
きっとこれでずっと練習してきたんだろう。
「うん、じゃあもらっておくね。いつかまた会うって約束で」
「待ってるからね!絶対約束だからね!」
「うん、絶対に会いにくる!」
光が強くなってきた。もう時間かな・・・
「ん・・・」
ふと、口を塞がれた感覚があった。
みると、ノワちゃんが僕にキスをしていた。
「約束だからね!白亜!」
顔を真っ赤にして彼女が言ってる。
だったら僕も応えなきゃ!
「絶対に帰ってくるよ!ノワちゃん、大好きだよ!」
そして、光が瞬くと・・・
僕の部屋のベッドにいた。
「夢・・・だったのかな」
ふと、あれは夢だったのかなと思うと、足元で何かが落ちる音がした。
「これって」
落ちていたのは、ノワちゃんとの約束の証である短剣だった。
「夢じゃないんだ・・・」
だったら、やることはひとつ!
「もう一度、ノワちゃんに会わなきゃ・・・」
もう一度、ノワちゃんに会って、大好きってちゃんと伝えるんだ!
Side out
Side ノワール・ヴィノカカオ
「ノワ、元気だしぃや」
「そうですよ、きっとまた会えますよ〜」
・・・白亜が帰ってから1日経った。
でも、どうしても訓練にも身が入らない。
バナード千人長が「今日は休みなさい」と言っていたので、自室で休んでいる。
・・・でも、休んでいても白亜のことばかり思い出して他のことを考えられない。
「きっと、これが恋煩いなのね〜」
「・
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ