アニメ開始前 〜白亜9歳〜
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・・
あ、名前聞いてないや。
「ねえ、君の名前は?」
「・・・ノワール。ノワール・ヴィノカカオ」
「そっか、ノワちゃんか。僕は白亜。赤牙白亜だよ」
「白亜・・・ありがと」
「大丈夫だよ、僕も怪我なんてしてないし」
「うん・・・」
「そういえば、ここってどこなんだろ」
「そういえば、白亜には耳がない・・・」
「いや、耳は横にちゃんとあるよ。でも、僕の世界と違うとこなのかな」
「ここはフロニャルドのガレット獅子領の国境付近の山だよ」
「ってことは、僕・・・異世界にきたんだ・・・すごいや」
「フロニャルドだと、勇者様が他の世界から来るって言ってたけど、なんで白亜はここにきたんだろ・・・」
「まあ、それはいいよ。とりあえずノワちゃんの一緒に来てた人を探そうよ」
「・・・うん」
しばらく歩くと、ふもとに到着したらしい。騎士の人たちの会話が聞こえる。
「どうする、ヴィノカカオ親衛隊員が行方不明になってるぞ・・・魔物の対処をしながら探すとなると・・・」
「いや、ここはフロニャ力の守護が薄い・・・すでに魔物に手傷を負わされているかもしれん」
「だからまだ王子の親衛隊に実践は早いと」
「ノワ・・・大丈夫やろか」
「きっと大丈夫ですよ・・・」
「あー!もういい、俺が自力で見つけてやる!行くぞベル、ジョー!」
「お待ちくださいガウル殿下!あなたまで行方不明になるおつもりですか!」
「放せ!このまま撤退なんて冗談じゃねぇ!」
・・・どうやら、かなりの大事になっているようだ・・・。
早いうちに行くとしよう。
「行こうか、ノワちゃん」
「うん」
「あ!ノワールや!みんな!ノワが帰ってきたで!」
「ノワぁ〜、無事でよかった〜」
「ごめんね、心配かけて」
「で、お前誰だ?」
「僕は赤牙白亜、ノワちゃんが魔物に襲われてたのを見て助けたんだ」
「そうか、お前が助けてくれたのか・・・ありがとよ。ここにいない爺さんや姉上に代わって礼を言うぜ」
「いや、そんな気にしなくていいよ」
「まあ、色々聞きたいこともあるし、一旦近くの砦まで来てくれないか?」
「うん、わかったよ」
〜〜〜〜〜〜
「ここだ」
「うわぁ・・・結構大きいんだね」
「まあ、ここは国境の防衛拠点だからな」
「そうだね、かなり頑丈そう」
「ところで、なんで異世界のやつがどうやってここに来たんだ?俺は勇者招喚でしか来れないって聞いてたけど」
「うん、それが僕もよくわからないんだ。気がついたら森の中にいたから」
「そうか・・・」
この国の王子のガウルは、なんでもお姉さんが出れないので、ようやく実践許可の出た自分の親衛隊を引き連れて魔物の討伐作戦に参加していたそうだ。
でも、途中でノワちゃんが行方
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