スーパーロボット大戦OG外伝
0507話
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宇宙でも活動出来る修羅なら火星のテラフォーミングでも使えるし、魔法界の拳闘士やら賞金稼ぎやらともそれなりに付き合っていける筈だ。ネギま世界の火星を修羅達に勝手に与えるというのは色々と問題が起きるかもしれないが、魔法世界側の勢力という事にしておけばその件はどうにかなるだろう。もっとも、これに関してはフェイトとも相談する必要があるからこれで決まりとは行かないが。
「そして、次の問題は……アルコか」
変身能力を持つ修羅で、原作ではアルティスの暗殺に成功している。このアルコを片付けないと原作通りの流れになってしまうだろう。
アルティスに渡りを付けるのにベストの手段は……やっぱりフォルカ、か? ヒリュウ改やハガネに合流した後に、出来れば早めに向こうと接触したい所だが……それは難しい、か? そもそも上級修羅に接触する機会自体が少ない上に、下級修羅は世紀末状態だ。
……いや、待て。違う。確かに下級修羅の殆どはそんな性格だが、女の下級修羅はその殆どがメイシスに忠誠を誓っており、それなりに知性や理性はあった筈。となると、あの猫型の修羅神をどうにかして捕獲すればメッセンジャーとして使えない事もないか?
色々と考えてみるが、どうやらそれが一番向こうとコンタクトを取れる可能性が高いと思われる。最後の手段としては、システムXNで直接ソーディアンの中に転移するという方法もあるが……それだと向こうと接触するまでに派手に戦わないといけないだろう。火星のテラフォーミングを任せられる可能性がある以上は、なるべく修羅達の勢力は温存しておきたいというのが正直な所だ。
そんな風に地球に戻ってからの事を考えていると、再び通信が入る。ただし艦外からではなくブリッジにいる艦長からだった。
「どうした?」
『アクセルさん、そろそろ地球です。降下する為のシャトルの準備も整いましたが』
「そうか、助かる」
いよいよ地球か。
「スレイ、ムラタ、オウカ、フィリオの4人に格納庫に来るように伝えてくれ。俺もすぐに行く」
『分かりました』
艦長が頷き、通信が切れる。
さて、いよいよフィリオの決断の時だが、どんな選択をするのやらな。
……そう言えば、この艦に戻って来てグロウセイヴァーを空間倉庫に収納したが、その件に関しての質問が一切無かったな。まぁ、恐らくミツコを始めとしたイスルギ重工の上層部から何らかの干渉があったんだろうが。
そのまま立ち上がり、部屋の中を眺める。
ほんの数日程度とは言っても、俺の部屋として使われたのだ。それなりに愛着はあるが……そんなのを気にしてもしょうがないと言えばしょうがない。
特に散らかっている様子は無いので、このままで大丈夫だろうと判断して部屋を出て格納庫へと向かうのだった。
「アクセル大
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