スーパーロボット大戦OG外伝
0507話
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いいか?」
『あらあら、こう言うのはサプライズだからこそ意味があるんですのよ? 色々と根回しも必要ですし……ね』
全く、何を考えているのやら。まぁ鵬法璽の契約がある以上は、俺達に取って不利な真似は出来ないから寝首を掻かれる心配は無いんだろうが。
「取りあえずその件については楽しみにさせて貰うとしよう。それと、近い内に一度そちらに顔を出す。ハロウィン・プランのデータにしろ、以前言っていた転移札にしろ人伝にする訳にもいかないしな」
『ええ、お待ちしています。……さて、ソーディアンの件で色々と会議がありますのでこの辺で失礼しますわね』
その言葉と共に通信が切れ、部屋にいるのは俺だけになるのだった。
椅子から立ち上がり、ベッドへと身を投げ出して目を閉じる。
「……さて、取りあえずここまでは大体俺の予想通りの展開で事態は進行している。だが、問題はこれから先だな」
特に修羅達だ。幹部連中なら基本的に一部の例外を除いて知性や理性が発達しているんだが、一般の修羅兵達に限って言えば行き当たりばったりと言うか、どこの世紀末世界に出て来る雑魚兵士だよって感じだからな。ある意味でネギま世界にある魔法世界の賞金稼ぎとか拳闘士とかに近い。
「……ん?」
待て、今何か。ソーディアン、修羅、ネギま、魔法世界、火星。そして修羅達は自分達の新天地を求めて旅をして……ふむ、なるほど。可能性としては十分ありか? ただ、今思いついた内容を実行に移すとしても修羅の論理を振りかざすというのは危険過ぎる。修羅王であるアルカイド・ナアシュ。この男がどう出るかだな。こちらの提案をまともに受け入れるかどうか。いや、力こそ全ての修羅だと言うのなら俺が奴に勝てばこちらに従う……か?
「駄目だな」
確かアルカイド・ナアシュが待っていたのは、自分を倒す存在ではなく、自分を越える修羅。あくまでも修羅の一族限定なのだ。となると、修羅で一番俺の考えに近いのは……
「アルティス・タール、か」
現在の修羅王であるアルカイド・ナアシュに次ぐ実力を持ち、あくまでも修羅としての生き方を求めるアルカイド・ナアシュとは違って外へと目を向ける視野の広さもある。またそのカリスマ性から多くの修羅達に慕われており、弟のフォルカ、義弟のフェルナンドの2人や恋人のメイシス。恋敵とは言え親しい存在であるアリオンとその人脈もかなりのものだ。
「俺の目論見通りに進めるとしたら、修羅を率いるのはアルティスの方が好都合だな」
だが、問題もある。最大の問題としてはアルティスが病を患っている事だ。しかしこれに関してはフィリオの時のように取引が可能だろう。そう、病の治療と引き替えに俺と手を組めと。そしてネギま世界の火星という地を与えるからテラフォーミングに協力しろと。
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