暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos11再臨・遥かなる夜天を支える翼〜Advent: Sch?ner Ritter〜
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見て「くっ。ここにもか、ライバル・・・!」悔しげに呻いた。一体なんのライバルやろ?

「まぁここで無理強いしてもええことあらへんな。出来ればいつかはシャマルやヴィータみたく、畏まらんへんようになってもらいたいな」

「その辺りは・・はい、努力します」

「ん。そんで明日、シュリエルリートさんに街やお店を案内やっ♪」

「おお!」「はいっ」

明日の予定も立てたところで今日はもうおやすみや。フェンリルさんはルシル君のベッドで寝ることになって、シュリエルリートさんはわたしと同じベッドで。シャマルのパジャマに着替えたシュリエルリートさんと向かい合うように横になって一緒に布団に入る。

「そうでした。言っておかなければならないことが。主はやて」

「ん?」

「騎士たちと同じく、私に敬称は必要ありませんよ。それと、シュリエル、とお呼び下さい。オーディンもまたそう呼んで下さってました」

「シュリエルやね。うん、判った。シュリエル♪」

シュリエル(まるで天使みたいや)に抱きつくような体勢になって、「お休み、シュリエル」わたしは安らぎを得ながら眠ることが出来た。

†††Sideはやて⇒????†††

『うん。ちゃんと具現化したよ。夜天の書の管制人格、シュリエルリート。はやてと自己紹介も交わしたし。で、今は仲良く同じベッドで眠ってる、と。報告は以上ですっ♪』

八神はやての護衛兼お世話係として“英雄の居館ヴァルハラ”より召喚された私、フェンリルは、私の愛おしき男性にしてマスターであるルシリオンへとそう報告した。リビングからはやての部屋を覗き込んで、静かに寝息を立てているはやてとシュリエルの様子を伺う。2人は向かい合うように眠ってて、シュリエルがはやてを抱きしめるような形だ。

(まさかこんな他愛も無いことを報告する日が来るなんてね)

でもこうして再びマスターの役に立てることが出来るなんて、私はとっても運が良い。たとえ私が本物でなくても、だ。私はマスターの創世結界の1つ、“ヴァルハラ”に登録された使い魔――“異界英雄エインヘリヤル”だ。
オリジナルと全てが同じであっても、所詮はフェイク。こうして得た嬉しい記憶も全てオリジナルに引き継がれることはない。でもまぁ嬉しいことには変わりない。それほどまでにオリジナルの私は魔術師殺しでしか、マスターの役に立てなかったんだから。

『そうか。それは良かった。これでシュリエルにも楽しい生活を送らせる事が出来るな。先の次元世界ではありえなかった時間を彼女にも』

マスターが本当に嬉しそうに言う。マスターが嬉しいと私も嬉しくなって、小躍りしちゃいたくなる。

『とりあえずフェンリル。シュリエルが目覚めた以上、お前の戦闘能力を一部返還させてもらう』

『了解で
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