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Epos11再臨・遥かなる夜天を支える翼〜Advent: Sch?ner Ritter〜
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私とザフィーラの騎士甲冑はどのようなデザインなのでしょう・・・?」

「え、あ、うん。2人のはコレや」

シャマルは前線で戦うんやなくて後ろでみんなの補助をするって話を聴いたから、みんなの物とは違って動き易さやない、女性らしさを追求したデザインにしてみた。ザフィーラはガッツリ戦う騎士やってことで動き易さと男性らしさを考えて作ってみた。シャマルとザフィーラもまた、わたしの考えたデザインに何か思うことがあるみたいで、ザフィーラは「ふむ」とひと頷き。シャマルはハッキリと驚きを見せた。

「なぁ、みんな。さっきから気になってたんやけど。このデザインに何か思うことあるよな。なんかあるんなら何でも言うて。わたしは怒らへんし、ヘコまへんから」

そう言うと、みんなは顔を見合わせてから、ヴィータが代表してわたしに訊いてきた。

「はやて。あたしらの騎士甲冑のデザイン、はやてだけで考えた?」

「う、うん。そうやけど。なんで?」

ヴィータにそう訊き返すと、「実は――」シャマルが話してくれた。わたしが悩みに悩んで考えたみんなの騎士甲冑のデザインが、みんなの昔の主オーディンさんと丸っきり一緒やったってことを。

「オーディンさんも、わたしと同じデザインを考えてたんやなぁ〜。すごい偶然やな♪」

「偶然で済ませれるのか、これ・・・?」

「確率で言えば天文学的だろうな」

「唯一の違いと言えば、ヴィータちゃんの帽子のうさぎちゃんよね。オーディンさんの時は無かったもの」

「無くて当然だろう。ヴィータのアレはこの世界、この時代での代物だ。主オーディンの時代では存在しえないのだからな」

みんなは奇跡とも言えるこの偶然にいつまでも首を傾げた。

?―?―?回想終わりです?―?―?

ホンマに不思議な縁やと思うわ、わたしとオーディンさん。もしかしてわたしって、ルシル君を差し置いてのオーディンさんの生まれ変わりかもしれへんなぁ。

「実に不思議な方でした。別れの日、オーディンは言っていました。必ず君たちの前に最高の主が現れる。この予言だけは必ず当たる。確実だ。絶対だ。それが運命だ。君たちは、幸せになる、と」

シュリエルは懐かしみながら、オーディンさんが言うたと思う言葉を言うた。

「その予言は確かに当たりました。主はやて。我々は最高の主であるあなたと出逢えたのですから」

「っ!・・・あぅ、そんな持ち上げんといて。は、恥ずかしいわ」

シュリエルの見せてくれた綺麗な笑顔に、わたしの顔は耳まであっつあつ。いま鏡で自分の顔を見たらきっと真っ赤なはずや。でもみんなに最高の主やって思ってもらえて、いつまでもそう思ってもらえるようになりたいって気持ちが強くなったのも確か。

「わたしってまだまだ子供やから至らへん
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