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Epos11再臨・遥かなる夜天を支える翼〜Advent: Sch?ner Ritter〜
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そう。オーディンさんが昔みんなに考えてあげた騎士甲冑と、その事を知らんわたしが考えた騎士甲冑のデザインが丸っきり同じやった。

?―?―?回想です?―?―?

「うん、出来た!」

スケッチブックにみんなの騎士甲冑のデザインを描いた。わたしはみんなを戦わせるつもりなんかあらへんから、鎧やなくて甲冑らしい服にした。みんなもそれでええって言ってくれたしな。シグナムとザフィーラはカッコよく、ヴィータとシャマルは可愛くそして女の子らしく、を心がけた。我ながら会心の出来やと思う。

「なあ、みんな! 騎士甲冑のデザイン、これでええかな?」

リビングに揃てるはずのみんなの所へ向かう。ヴィータは扇風機の前で「わ〜れわ〜れは異世界人だ〜」とか言うてて、シャマルは「ヴィータちゃん、邪魔ぁ〜」うちわで自分を扇いでて、シグナムはダイニングで麦茶を飲んでて、ザフィーラはいつものようにソファの側に狼の姿で座ってる。

「騎士甲冑できたの、はやて?」

真っ先にわたしの所に来たんはヴィータで、「見せて見せて♪」目を輝かせてる。そんなヴィータと一緒にリビングのソファに行って、集まったみんなにステッチブックを見せる。まずは「シグナムからや」シグナムの騎士甲冑のデザインを描いたページを、ソファに座るシグナムに見せた。さぁ、どんな感想でもええよ。気に入ってくれたら嬉しい。気に入らんとこがあれば要望に応えよう。

「「「「っ・・・!」」」」

「・・・・ん? どないしたん?」

わたしの描いたシグナムの騎士甲冑デザインを見てるみんなは目を丸くしてて。わたしは「気に入らんかった?」って不安げにそう尋ねた。

「あ、いえ。私はそのデザイン好きですよ、はい」

「ホンマに?」

「ええ、本当です」

どこかぎこちない微笑みを浮かべるシグナム。なんや気になるところがあるんなら言ってほしい。そう思うて、もう一度訊こうとした時、「ねえ、はやて。あたしのは?」ヴィータに先を促されたから、一応全員のデザインを見せてから訊くことにした。

「ヴィータのは・・・コレや」

赤を基調としたドレス風の騎士甲冑。ヴィータがおもちゃ屋さんで一目惚れしたうさぎのマスコット、のろいうさぎを帽子の両側に付けてみた。これもまたかなりの自信作なんやけど・・・。

「マジかよ・・・」

「あ、アカンかった?」

「ち、違う! そうじゃないんだよ、はやて! あたしもソレすげぇ良いと思う! つうか、はやてが考えてくれた騎士甲冑なんだ、嬉しいに決まってるじゃん!」

慌てたようにそう言うたヴィータ。それが本音か建前かくらいは判る。ヴィータはホンマにこの騎士甲冑のことを喜んでくれてる。そやけど、何かが引っ掛かってるっぽい。

「あの、はやてちゃん。
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