第三十八話
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人の顔を見て『失恋の相が出ていますよ』と言われました。あと、制服がなぜか吹き飛ばされました」
「はぁ、君は何がしたいんだネギ・スプリングフィールド。あと神楽坂、制服が吹き飛ぶとかどういう現象だ。第一、彼が行なったという証拠がないぞ」
「知りませんよ!!でもこいつがくしゃみをしたと同時に制服が吹き飛ばされたんだから何か原因があると普通は思いますよ」
「分かった、そっちの方も調べてやる。あともうすぐ1時限目が始めるから速く行け。それからいつまでもジャージのままと言う訳にもいかないから保健室で予備の制服に着替えて来い」
「……はい」
木乃香に付き添われて神楽坂が退出していく。
「木乃香、新田先生にはオレからの呼び出しで学園長室に行っていたと言えば良いからな」
「わかったえ〜」
二人が出て行った後、先程までの怒気以外に殺気を交えた上で野菜に向き直る。
「4つ目、生徒にあのような思いをさせたのにも関わらず謝罪の一つも無いとは巫山戯るな。貴様の様な奴に生徒を任せる事など悪影響しか無いわ。とっとと国に帰っちまえ」
オレの殺意に曝されて涙目になり腰を抜けしているネギを見て、本当にあの2人の息子なのかと疑問に思ってしまう。
「天流先生落ち着くのじゃ。(殺気が漏れ過ぎじゃ。このままじゃネギ君が気を失ってしまう)」
「……以上だ。何かあるなら聞いてやる。(大丈夫だ、ぎりぎり耐えれる位に調整してある。それより魔法の方をどうにかしろくしゃみで武装解除とかどんだけスケベなんだよ)」
「ネギ君よ、さすがに儂もこれは庇い切れん。せめて連絡の一つもあれば少しは違っておるのだが。(分かっておる。直ぐにでも訓練させる)」
「あぅあぅ」
「これだけ言っても分からないのか。悪い事をしたら謝る。こんな事も知らない奴が教師になどなれるものか。こんな育て方をした親の顔が見てみたいものだな」
自分の親をバカにされた事に怒りを露にしようとするも殺気を更に強く出しただけで折れてしまった。アリスと比べると優秀な部分が全くないと言ってもいい。現実を見ていないバカ共のせいでここまで歪になっちまって。これの矯正は無理だな。全部粉々に砕いた上で頑張って立ち直ってもらうしか無いな。
「あぅぅ、すみませんでした」
「天流先生、ネギ君も反省しているようじゃからこれ以上は」
「……学園長がそうおっしゃるのなら今回はここまでにしておきます。仕切り直しになるが自己紹介から始めよう。オレは天流・M・零斗だ。君の教育指導員として色々と教えていくことになるがこれだけは覚えておいて欲しい。『一人で何でも出来ると思うな』所詮、君は10歳にもならない子供だ。一人で出来るとは思っていない。だからこ
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